ラブレター(1通目)
Rさんへ。
突然なんですが、お手紙を書いてみようと思いました。
理由は、先日渋谷で行った幡野広志さんの写真展「ラブレター」に感化されたからです。
幡野さんの奥さんに対してのラブレターでもあり遺書でもある「ラブレター」と言う本の発売イベント?みたいな感じです。
そこでポストカードも買って、今度大阪に帰るまでに本当に投函しようとも思っているんやけど、
そういえばこうやって手紙を書くように文章を書けば、自分にとっても、いいのではないかなと思ったからです。
Rさんは、私にとって今、一番近しい人で、大切な人だからです。
その人に向かって文章を書けば、いい感じで筆も進みそうやし、本音が書けるかな・・・?
なんて打算的なことは一旦忘れようと思いますが。
いつかRさんの目に触れても、結果的に喜んでもらえるようなものになればいいなと思う。
もちろんネットに残る文章な訳やから、いつものテンションでは手紙書かれへんのやけどね。(いつものテンションはアホすぎてバカップル過ぎて、書けません。笑)でも、できる限りカッコつけないように普段通り書けたらいいなって思っています。
幡野広志さんの写真展に行ったよって書いたけど、そこでもちろん(?)「ラブレター」も買ったんよね。新発売の本ね。(本って、新発売って言葉似合わへんね)
そこで、今ページが見つけられへんねんけど、「写真はその時の自分の感情も写すから、自分の日記みたいなものだ」って言うことが書いてあったの。
幡野さんは特に悲しい感情が写りやすいって言ってたと思うの。
別にそれだから悲しい写真を見たわけじゃないけど、さっき2020年の6月1日の写真を見返してしまったの。Rさんならこの日がどんな日だったか、忘れたくても忘れられないよね。
私は午前中在宅勤務で、作ってくれたお昼ご飯のチャーハンを食べて、お出かけした。玄関で手を振ってくれたRさんと、ベランダで手を振ってくれたRさんの写真が残ってる。この景色を見るのは最後かもしれないと思って、撮った。
そのあと、仕事が終わって家に帰ってきた時の、部屋の写真も残ってる。
Rさんの荷物が自分の部屋から消えている写真。
服とか、靴とか。
布団はキチンと畳んでくれてた。私がいつも「ベッドメイクしてよ!」って言っていたから。
すごく悲しい気持ちになったのを覚えている。今でもこれをすっごい泣きながら書いている。
あの時、Rさんをとんでもなく傷つけたこと。
それは忘れてはいけないこと。
何度謝っても足りないんやけど、謝ったって何も起こらないので
できることは、これからRさんのことを、Rさんとの時間を大事にすることだけなんで、頑張ろうと思っているよ。
Rさんと一緒にいるのは本当に安心するし、居心地もいいし、何も考えずに話して、平和なことばっかりやけど、それってお互いが努力しないと成り立たないことやんね。
自分よりも、Rさんは抱え込んでしまうタイプやから、きっとRさんの方がたくさん我慢してくれていると思うねん。それを忘れないように日々過ごすように、頑張るの。
1通目から、とても悲しい話題を掘り起こしてごめんね。
でも、前向きなので、よろしくおねがいします。
また書いてみようと思うよ。
とりあえず、今日は偏頭痛が酷くて、早く寝るよって約束したのに、こんなものを書き始めてしまったから0時30分になってしまった。
今日は、いつもより早く寝ます!
おやすみ。