【物語】Neive is RAD -No.001-
こんにちは!ひやま すなおです。ただ今アドカレをフレンドさんの力を借りつつほぼひとりで疾走中。
本日は2023年12月17日(日)掲載の記事になります。
clusterや漫画や?B'zや?あれやこれやについてなんか公開してます。25日まで毎日更新するので、よかったら覗いてみてね♪
ひやまさんて何してるひと? はい、ひやまは絵を描いたりしてる人です。詳しくはこちらの記事をどうぞ!
12月8日(金)の記事で、バーチャル美術館「ひやま館 本館」のご紹介をしました。
こちらではメイン・スクリーンやそのほかのモニターにて「Neive is RAD(ネイブ イズ ラッド)」というアニメーション作品が放映中です。
今日は、こちらの「Neive is RAD」の物語の第1話をお送りします。
元は4コマ漫画?
アニメーション「Neive is RAD」の制作は、は初めに4コマ漫画のようなコマ割で制作します。最後にイラストを1枚ずつ切り離し、アニメーションにしています。
今日は、現在館内放映を終了している「Neive is RAD」第1話のイラストに、新たにお話をつけてお送りします。
それではお楽しみください。
Neive is RAD -No.001-
Hiyama Sunao
氷河の残る広大な山脈に囲まれた自然豊かな都市「アルベルタ」。
街の中心地には高いビルが立ち並び、オフィスや商業施設も多い大きな街だが、夏はトレッキング、冬にはスキーや温泉など、大自然を目当てにした観光客が多く訪れる。
街の中心地から西向かった先の、森の奥深く。湖のほとりに、白い外壁が眩しい、一軒の豪華な家がある。
魔女プリムローズと、その姪 ネイブが暮らしている家だ。
ネイブはおしゃれが好きな、16歳の女の子だ。
誕生日に友達からもらったメガネが最近のお気に入りである。
ネイブの通う街の学校までは、車で20分ほど。ネイブは毎朝、車に揺られて通学している。
大きな音を立てながら、車庫から出てきたプリムローズの車がネイブの前に停まった。
「ぼくが運転しようか?」
ネイブは思い立ったようにプリムローズに声をかけた。
ネイブは車の免許を取ったばかりだ。プリムローズは毎度ネイブの危なっかしい運転に付き合っている。
「・・・また時間のある時にな」
ネイブは少し残念、だけどほっとした様子で助手席に乗り込んだ。
車内のラジオからは、朝の心地よいジャズが流れている。
「そういえばブラウンが・・・」ネイブが口を開いた。
「次の勉強会、いつですか?って」
ブラウンというのは、ネイブの幼馴染の少年だ。プリムローズはネイブの友人たちを「勉強会」に招いている。
大袈裟に「勉強会」、なんて言っているが、ネイブと仲のいい子どもたちを呼び集めて、川でゲームをしたり、近隣にキャンプに出かけたり、そんなことをしているだけなのだが。
「ああ、そうだな・・・雪が降る前に行きたいな」
プリムローズが答える。
「うん、楽しみ・・・」
ネイブはそれだけ言うと、うとうとと眠ってしまった。
昨夜はあまりよく眠れなかったのか。体調があまり良くないのか。車の振動が、暖房が、心地よかったのか。
プリムローズは色々と考えを巡らせる。
角を曲がって、橋を渡ったら、学校まではもうすぐだ。
制作:2023年6月 ©︎ひやま すなおのイラスト工房
「Neive is RAD」舞台のモデルはカナダ・アルバータ州
この物語の舞台は架空の街「アルベルタ」ですが、モデルにしている地域は、カナダ、アルバータ州のバンフという街です。ひやまは旅行で一度訪れたことがありますが、通りに動物の名前がついていたりとても可愛らしい街です。
バンフは架空の街「アルベルタ」よりもずっと小さな街ですが、このカナディアンロッキーに囲まれた中にバンクーバーやトロント並みの大きな都市があったら、という仮定で創作しています。
また、「アルベルタ」というのはひやまの別作品「HELLIG(へリッグ)」に登場するプリンセスの名前ですが、このお話とどう関わってくるのかはまだまだ先の話。
アルベルタ姫は登場しませんが、HELLIGのお話はこちらの記事で紹介しています。
いかがだったでしょうか?
こちらの作品は作業ペースが遅くなるため、更新もゆっくりですがYouTubeでも同作のアニメーションを配信中です。
また、ショート動画もありますのでぜひチャンネルをチェックしてみてください♪
こちらのYouTube配信開始を記念して、「Neive is RAD」パネル展も開催中です♪
また、入室後の正面にメイン・スクリーンでは現在「Neive is RAD」最新話の第3話が放映中!ぜひお越しくださいませ♪
最後までご覧いただきありがとうございました!
ではまた!