何でか分からない。 又朝がくる。ずっと夜であればいいのに。って誰かの受け売りみたいだけど朝には太陽が出る。紫外線が降る。又々色濃き黒くなる夏がくる。 私が字黒であることに気付いた時から数十年、日焼け止めは…３６５日欠かさずSPF50 P++++。朝日の前に起きて塗る。化粧下地も同じＳPF50++++。 ファンデーションもSPF50++++。夜開けから帽子とサングラスは欠かせない。襟元には汗だくでもスカーフ。外出時は必ず長袖。運転時には必ず日焼け止め手袋。 それでもね。色白の人
今日も泣きながら化粧する。 私が産まなければ、あの子たちは苦しむこともなく、足掻く事もなく無で居られたのに。 私が義務のように結婚し、子どもを産んだばかりに、あの子たちには発達障害とかいう余分な苦しみが生れてしまった。 あの子たちは、自分が納得出来ない事には動けない。発達障害の特性。 分かってるよ。だから私が何を言っても届かないのね。 だけどさ、私にはあの子たちを支える義務が在る。産んでしまった以上ずっとずっとずっとずっと消えない義務。 世の中の当正論は通じない、あの子たちに
泣きながら毎日化粧する自分。両親は発達障害、家には引きこもり娘とADHD息子、唯一自立した長女は相談役を降りた。 モラハラ信仰信者達から逃げ出しはしたが、これからどうすればいい？ もうぜーんぶ無かったとにしようか。どうやって？ 「はい、カット。お疲れ様でしたー」 って誰か、言ってくれないかなぁ。 ずーっとずーっとずーっとずーっと待ってるのに。監督はどこ行っちまったんだよ！終わらせてくれよ。オシマイにしろゃ。 誰も終わらせないなら、私がするよ。もういいよな？ よっしゃ。終わ
何で化粧するのか。私が地黒ダカラ。 健康的とかアウトドア派とか通り越していた子ども時代。通い詰めた学校プールで焼きつけた肌は、バイクでやって来た銀行員に２度見された。 「ほなに見られん」親は私を庇ったつもりだろうが、それまで私は自分が地黒だとは思ってなかった。 高校では、指さされても気づかないフリした。同級生に背後からアキレス腱を引っ張られて「ほんまや、素足じゃ」流石に気づかないフリ出来ないから苦笑いした。 新入社員研修では「あんな黒いのは嫌じゃ」と同僚品評会に晒された。
今日もビビッドオレンジセーター。長男と待ち合わせ。長男は、気持ちの浮き沈みが治まらない。LINEの中にも北風吹いてたから心配したけど、いい顔して歩いてきた。今日は大丈夫みたいでホッとした。彼女とゆっくり話せたらしい。もろ顔に出る子や。まあ良かった。バスの時間があるとかで忙しなかったが、安心した私は家出続行。 息子は、オレンジ色なんて気にも止めない。まあクリエイターやし、ボディビルダーアーティストやからそんなもんかな。 気を良くした母。昨日と打って変わってすっかりビビッドオレ
ドクターから🈳部屋は空いてるけど前回よりもコロナがね～。厳しくなってるから、下手したら出たい時に出られなくなる可能性が高いからね～。 ホテルが取れるならホテルのが良いかもって、経緯での年末年始の家出は決まった。 けれども、そろそろ終止符を打たなければ。 悩んだ末再びＧＵへＧＯ。 例のビビッドオレンジ&ビビッドピンクセーター390円也は健在。 かわいいお姉さんが手に取り これ買うか〜来る度迷うわ〜 と話してる横で、ニヤッと心の中だけで頷いたのは私。 お姉さんがどっかへ行ってしま
年が明け、家出期限が近づくとメンタルはガタッと落ちた。 ホントなら入院する気満々だった。そのほうが堂々と家を出られる。じいばあが、飯炊きが居なくて嫌がるし体裁気にして超困るから私としては、してやったりだ。 ジイが退院した私に唯一言ったのは、 心配するなよ。誰に聞かれても、姉ちゃんの所行っとるって言うてあるけんな。心配すなよ。？？？ 当然ジイからは、良くなったか？とか大丈夫か？とか無理するなよとか一言も無い。それどころか、翌日からは私の平常勤務の飯炊きを当然のように待って
後期更年期主婦家出した。 年末年始、何もしなかった。何もしないのに、年は暮れて年は明けるんだぁ。正月に家に居ないことも、おせち料理や雑煮を作らなかった事も今まで一度もなかった。マックス４世代８人家族の台所を一手に引き受けてきた。好みも年代もアレルギーもまちまちの食卓は、なんでそうなるの？ってくらいの品数になった。３０年余りの去年まではずっと、不機嫌な顔されないためだけに頭をフル回転してきた。 家出の理由は信仰。 私は宗教4世。 伯父さんが来て怒鳴る。 「何故信じない！１０
年末、見つけた。 セーター390円？えっ安っ！黒がいいかなぁ、グレーのが柔らかい印象になるから、やっぱグレーかなぁ。絶対買うし！ここはリユースショップじゃあないからね、まっさらだよ！新品！そりゃ誰かが少し触ったかも知んないけど、後ろの方から取り出せば大丈夫サッ！それよりサイズがあるか確かめないと。色は二の次だ。あるじゃんあるじゃん、奥ーのほうにＸＬあるじゃん！こういう若い子の店でのお決まり。ワンサイズ大きめじゃないと我には二の腕と下腹と太腿が悲鳴をあげるんだ。引っ張り出してき
「私はもう信仰しないから」 それに対する父の応えが 「わしは、信じとるけん」 はぁ？ 家の信仰は父で3代目。ここまでくると親戚一同信者になる。いや、信者以外の親戚とは絶縁しているだけ。4代目の私は生まれた時からそれ以外の価値観も正当性も知りようがない。進学も就職も結婚もその中で従ってきた。 この間には、地球上に並べてもまだ余る程の不条理がウヨウヨしている。それは又別の機会にして 子どもの発達障がいがきっかけとなり、50歳を過ぎてようやく えっ？えっ？ 幸せの形って一つで
