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ひわちゃん が、「令和の先生おたすけ玉手箱」をやろうと思ったわけ③

今回は、③の「校内研究での先生方の変化」について書いてみます。


校内研究での先生方の変化

校内研究といえば

●主体的・対話的で深い学び
●学び合い  ●協働的な学び
●探究的な学び  ●ICT活用
●カリキュラム・マネジメント  等々
が、もうここ5〜10年くらいは主流でしょうか。

ちなみに私はこういうのが大好きで、初任の頃から、これらのことばっかり追い求めてやってきました。なので、そっちの私を知っている人たちからすると、「ひわちゃん が基礎基本の指導について?どうして?」とびっくりされそうですが・・・。

今、勤務校では、この校内研究に、大きな変化が起ころうとしています。

勤務校の変化

(1)これまでの研究

校内研究は、総合的な学習の時間と生活科の自校のカリキュラム・マネジメントを主題として、行われてきました。まさに、今、総合的な学習の時間のカリマネと探究学習は、全国的に研究されている内容です。
これを、研究指定校として4年実施してきました。
そう、珍しくはないかと思います。

私自身はといえば、総合的な学習の時間が最も好きで、自分で教材開発したり、カリキュラム作成することが何より楽しかったので、違和感なく取り組んできました。
しかし、他の先生達はそうではなかったようでした。
4年間、先生たちは苦しんでいたのです。

「地域の独自の、年間を見通したカリキュラムを作成すること」
「教科書のない授業をつくること」
が、先生達にとってはとても難しかったようでした。

総合の年間カリキュラムを、地域の特徴を踏まえて、学校独自に作成することは、私自身はとてもやりがいがあったし楽しかったです。
しかし一方、先生方が難しいというのもわかります。なぜなら、10年前の自分には到底できなかっただろうと思うからです。

では、その総合のカリキュラムの作り方を、私なりに書いてみようかな、と思ったこともありますが、
やはりこればっかりは、経験に裏打ちされるところが大きく・・・・、そう簡単にはできないと思いました。
そもそも大御所の講師の先生を呼んで教わったのに難しかったってわけなので・・・、出しゃばるのもなあ・・と思い、一旦やめました。
でも、基礎基本シリーズが落ち着いたら、書くのに挑戦してみてもいいかもしれないですね。

(2)今来ている、変化

今、校内研究のテーマや内容を変えようという動きがあります。
私としてはちょっと寂しくもあるのですが・・・。

カリキュラムマネジメントや、探究学習が大切なことはわかる。しかし、今の課題は、それ以前の、「基礎基本の指導」だ、という声が大きくなってきているのです。その理由としては、
●若い先生が増え、ごく日常的な授業での指導が身についていない。
●子どもたちの学力に、大きな差があり、基本が身についていない子どもが多いという実態がある。
ということなのです。管理職もそれにはうなづいていました。

正直、私はびっくりしました。これまで、4校回っていますが、そういう話になったことがなかったからです。確かに、様々な面で課題が多いという実態はあります。
しかし、若い先生方は、アクティブ・ラーニングやファシリテーション、学び合い、協働学習等々の、「主体的・対話的で深い学び」を研究することに興味があるだろうと勝手に思っていたのです。

それが・・・30代くらいの学年主任級の先生方が、口を揃えて、「基礎基本にシフトしたほうがいい」とおっしゃるのです。
もしかしたら・・・若手と一緒に学年運営をする中で、きっと、一番苦労していて、今の課題だと思っているのが、「授業の基礎基本」なのかもしれないです。
そして、30代の主任の先生たちも、20代の頃からアクティブラーニングと言われてきているので、「基礎基本の指導」については、どう教えて良いのやら、悩んでいらっしゃるのかもしれない・・・。

色々な方々のお話を伺う中で、この流れは、私の身近なところだけではなく、幅広いところで、同じような流れがきているのかも知れない、と思うようになりました。

そんなわけで・・・!!
以上、3回に渡って、ひわちゃん が「令和の先生おたすけ玉手箱」をやろうと思ったわけ、を綴ってきました。
現場のニーズと現在の教育課題に少しでも、何らかの手がかりになるといいなあと願っています。

さあて、次回からは、早速、「令和の基礎基本の指導」について、書いていきたいと思います。がんばりま〜す。

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