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書評_人生は束の間__明日は二度とこないかもしれない__うまくいく人が仕事以外でやっていること99

【書評】人生は束の間。 明日は二度とこないかもしれない。『うまくいく人が仕事以外でやっていること99』
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まぁタイトルがいいね。
ちょっと気になっちゃうもんね。
ということで入手してみた本書は、ギリシャで162週連続ベストセラー入り、世界22ヶ国で話題沸騰となったんだそうですよ、奥さん。
ううん。しかしながら、どうも昔っから欧州の人が書くものって、なんだか読み難いと感じることが多い気がする。
宗教観の違いとか、表現の差異だの、面白ポイントの相違だったりとか、まぁきっとそんなアレなんだろうな。
まぁその、そういったキライは多少本書にもあるものの、総じて言えば気楽に読める一冊で、所謂、自己啓発本の類いである。
多分、著者は書き物の術を身につける為に、ノートに毎日の出来事を書くことを習慣化している様だ。
我が身に起こった日々のあれこれを綴りながら、それらに対して著者が感じたことや、これまでの人生で得てきた教訓を盛り込んだ99編。

その中でも繰り返し述べられることがある。
わかちあえば幸福は倍になる。人にわかつことで相手だけはなく、自分も喜びを感じることが出来る、ということだ。
「喜びはわかちあうものだ。しまっておいたって、ろくなことはない」

強調されていることはもう一つ。
それは、行動をしようということだ。
「行動とは、自分の人生を生きること。ただなりゆきまかせにすることじゃない」

他にも印象に残ったことが幾つかある。
「失敗を遠ざける者は成功も遠ざける」
「ミツバチでなくハエになれ」
「小さいこともできないのに、大きなことのできる日がくるわけがない」
「幸福はそこにある。いないのは自分のほうだ」
「なぜ、僕らは今あるものをありがたいと思わないんだろう」

で。
読み終わってみると、ちょっと気になったタイトルにある「仕事以外で」ってのが、実は内容的にはあんまし関係無かったりするのだが、うーんと、そこは戦略勝ちってことでいいか。

「今日、やろうよ。明日じゃなくて」
取り敢えず、そういうこと。


うまくいく人が仕事以外でやっていること99
作者:ステファノス・クセナキス
文響社

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