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書評_普通の生活を考える芥川賞受賞作品__コンビニ人間

【書評】普通の生活を考える芥川賞受賞作品。『コンビニ人間』
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18歳でコンビニバイトを始めて、結婚や就職することなく18年の月日が流れた主人公の古倉恵子。コンビニバイトが生活の一部となり、夢の中でもレジ打ちをしている生活を送っている。そんな生活を続けていると周りや同級生からも心配され、挙句の果てには恥ずかしいと指をさされる始末。

しかし本人は恥ずかしいと思わず、むしろコンビニバイトをしている時のみ人間味や社会性を感じる事が出来なくなってしまった。そんな中、婚活目的の男性がアルバイト定員の彼と良い関係になりますが、果たして主人公の心理はどう変わるのか?

コンビニ生活を通じた人の生き方・内面を描いた小説で、人生・生き方を考えさせられる芥川賞を受賞した奥深い作品です。



コンビニ人間 (文春文庫)
作者:村田 沙耶香
発売日:2018年9月4日
文藝春秋

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