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書評_成功者の哲学が学べる__稼げる人の常識_稼げない人の常識

【書評】成功者の哲学が学べる。『稼げる人の常識、稼げない人の常識』
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2度の挫折を経験した著者は無一文から会社の年商を40億円に拡大させた人物。
人生に翻弄される中でつかみ取った正しい「お金」「時間」「人間関係」の在り方が書かれている書籍。

著者は、資金が少ない人が投資で儲けるためにすべきことは「本業以外から5万円の収入を得る」ことという。さらに「この収入を20万円に増やす、もしくは、収入の複線化を図ることで1000万円貯める」ことを説いている。
投資を始めるのは、副業で稼いで自分の資産とスキルを高めたあとからだという。
取り組む投資についてもFXの自動売買、ロボアドバイザーを使った証券取引など、やすきに流れる手法とは真逆。手堅い運用を推奨している。

著者は、物事を判断するときの基準は「現状の状態をゼロとして考える」ことが大切だという。
事業を拡大させて有頂天になっていたとき、信頼を寄せていた人物に会社を潰され億単位の借金を背負わされた。会社に残された資産は競売にもかけられないボロボロのラブホテル。この最悪の状況をゼロとして受け止めてラブホテルの経営を開始した。
ゼロスタートしたことで、事業は順調に進みホテルは12棟まで増えて事業の主軸となっている。

他にも「時間とお金を無駄にしないセミナー参加方法」「人脈作り」「食事に行った時の支払い」など、成功者ならではの「はっと」させられる発想を知ることができる。

この書籍は、成功できる人、できない人の事例を対比形式で書いている。
現在の自分がどちらに偏っているのか確認しながら、成功できる思考との差異を洗い出し自分のマインドを成功者に寄せるのに役立つ内容である。



稼げる人の常識、稼げない人の常識
作者:三浦 純健
発売日:2018年4月30日
メディア・パル

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