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【書評】容姿・資格・学歴・肩書き・実績、錯覚資産は重要。『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』
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YouTubeを見るとき、動画はどうやって選ぶだろうか? サムネイルとタイトルをまず見て選ぶだろう。内容よりも再生数の初速はタイトルとサムネイルできまる。人生も勘違いさせることが重要だ。

本書はタイトルの通り『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』という内容だ。読み始める前は「勘違いさせる力を身に付けても実力がなかったらダメだろう」と、思っていたが読み進めていくうちに理解した。錯覚資産を持つことは確かに重要だ。

錯覚資産とは容姿・資格・学歴・肩書き・実績などのことだ。見た目が良い、難関資格を持っている、学歴が高いなど、相手に仕事ができそうと錯覚させることができる資産のことだ。

錯覚資産があるとなぜ良いのか? 例えば上司が部下の誰に重要なプロジェクトを任せるかを考えるとする。その時あまり情報がない場合この錯覚資産をもとに仕事を任せる人を決める。つまり、錯覚資産を多く持っていると重要な仕事が回ってくるというわけだ。ここからが重要なのだが、重要な仕事が回ってきた結果、周りより実力がつき結果として実力がつくことになる。

本書ではこのように、錯覚資産を多く持つことで、結果的に自身の実力が大きくなることを説いている。その他にも人生をうまく生き抜く方法が書いている。スキルが高いのに認められないと思っている人は読んでみると良いだろう。



人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
作者:ふろむだ
ダイヤモンド社

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