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書評_拗らせ男女の物語__ニュートーキョーカモフラージュアワー_1_

【書評】拗らせ男女の物語。『ニュートーキョーカモフラージュアワー(1)』
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出張先でのナンパ、子供を預けて不倫へ、元カレとの再会、どうしてもやりたい夜。色んなテーマでの拗らせ男女が描かれるのが本作だ。どれもいい感じでありそうなのがすごく良い。

本作はタイトルの通り、拗らせ男女のショートストーリーがいくつか出てくる。どの男女も拗らせ具合が超良い。

例えば、割り勘の話。初デートで7300円だった。男は「3000円でいいよ」と、女は「実際向こうのほうが飲んでたから私の方が実際だしている」と思いながら外へ。

男は「ウチで軽く飲む?」。女は「そんな値段でやれると思うなよ。」と思い断るが、男が「今度は昼間にデートしよ」というと、「昼間に誘ってくれるなら本命かなっ」とすごく単純。

そんな、ありそうな話が次々と出てくる。特にオチがあるストーリーではないが雰囲気、間、がすごく心地よい。


ニュートーキョーカモフラージュアワー(1) (ヤングキングコミックス)
作者:松本千秋
少年画報社

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