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書評_稲盛さんとChatGPT__生き方

【書評】稲盛さんとChatGPT。『生き方』
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ChatGPTが2025年までにホワイトカラーを消滅させるらしい。
という文言が飛び交うようになって「あぁ、俺も消えるのだな。」としみじみ感じている。
膨大な数のビジネス書に囲まれた自分の部屋を見るとものすごい虚無感に襲われる。
仕事の出来、不出来が自分の人生の価値と直結しているからこその虚無感であろう。

稲盛さんは著書で「仕事を通じて魂を高めていく」と仰っているが、仕事が無くなり空き時間を持て余すようになった私たちの未来には何が待っているのだろうか?
Youtube、SNS、Netflixをみて1日終わってしまうのだろうか?

時間はたっぷりあるけど何をしますか?
生きるために働かなくてもよい時代が来ましたけどどうしますか?
そんなことを問われるようになったからといって今までに培われた価値観がすぐに変わる訳でも無い。
次はエンタメの時代だ!と急に興味の無い映画やドラマ、マンガに触れようとも思わない。

そう考えると、働かなくても良いけど自分は働くということを選ぶ人間は増えていき、働くことの意味が再定義される時がやってくる。
遊ぶ人、働く人の二分化のなか、働いているだけで高尚な部類の人になるかもしれないし、もしくは働いているだけで蔑まれてしまうかもしれない。

その判断は後世に任せるとして、
「仕事は魂を高めていき人生を豊かにするものだから続けていく。」
稲盛さんは現代をみて何て言うのだろうか?

ChatGPTに価値観を揺さぶられている私は気になってしょうがない。



生き方
作者:稲盛 和夫
サンマーク出版

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