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マスクあれこれ

わたしは肌が弱いので不織布マスクをしていると、
頬が擦れて皮がむけてしまう。
なので、布マスクの上に不織布マスクをしている。
さらに眼鏡をしているので大概、曇って何も見えなくなる。
なので曇り止めを塗り、何とかしのいでいる。

酷い花粉症なのでマスクはこんな風な生活になる前からの必需品で、鼻の穴に入れて使うものも使ってみたことがあるけれど、そもそも鼻の粘膜が弱く、かゆくなったり鼻血が出たりとしている状態の中に装着するのは厳しかった。

マスクが手放せない身であるのにマスクが苦手だ。
おまけに不織布のマスクは時々、独特の臭いがきついものもあり、まったくもってのマスク難民。

わたしでさえこんな感じでマスクが嫌なので
息子はなおさら、不憫だと思う。

幼稚園でも不織布マスクを推奨はしているのだけれど、
マスク生活開始当初は不織布マスクはつけられなく、布マスクを作ることに。
ゴワゴワした生地だと嫌がるので、あれこれ思案した結果、
赤ちゃんの頃の肌着を使って作ることに。

マスクの間にフィルターを入れられるよう二重にして作ることに。
これが意外といい出来で15枚ほどを作って使っていた。

濡れたり汚れたりすると直ぐ取り替えるので5時間ほどの幼稚園生活で1日、5枚は使用してくる。

洗濯も含めて使い倒したので最近はくたくたに。

この2年で不織布マスクも使える用になったのだけれど、立体マスクじゃないと噛んでしまう。
おまけに蒸れるのですぐはずしてしまう。
立体タイプもいいのだけれど、少々、お高い…。おまけに立体タイプの子ども用って近所にあまり売っていない…そんなわけで毎日、かなり使うので結局、布マスクを使うことに。

しかし、この2年で息子さん、成長して、マスクが小さくなる…。
そして、噛み癖のある彼はストレスを感じると布マスクをガシガシ噛んでしまう。
ヘビロテマスク、穴が空いてしまう…。

布マスク、そんなに作るのは難しくはないのだけれど、
なんとなくやる気が出てこない。
とずっと先伸ばしにしてきたのだけれど、穴が空いてるのは使えないので、1日分しかマスクがなくなり、
しぶしぶ作ることに。

こんな気分なら不織布の立体マスクをポチッとしようかとも思ったけれど、
よくよく、マスクの子達を見ると、肌への密着度は布マスクの方がいいのではないかと思い始める。
立体マスクでも、結局、鼻が出ていたり、一人でつけるとなると上下が逆だったり…
やっぱり布マスクにフィルターを挟むのがいいのかもしれないと、マスク作りに取りかかることに。

今回も肌着をチョキチョキ切って
裏地は未使用布オムツがあったのでそれを使うことに。

この布おむつの生地、なかなか使い勝手がよく、
汗っかきの息子さんの寝汗対策にも使っていたり、
夏場のわたしの汗かぶれ対策にも使われている。
本来の使い方はあまりしなかったけれど、妊娠したときに大量に送ってくれた母、今更ながら、ありがとう。

そんなこんなで地味に布マスク作りをしているわたし。

うっかり出かけてマスクを忘れていると息子が教えてくれる。
すっかりマスクが当たり前となっている子たち。
好きなお友だちと同じ柄のマスクがいいなんて言っていたこともあった。
『鬼滅の刃』がブームになったときはほとんどの子が市松模様のマスクで正直、誰が誰だかわからなかった。息子もブームに乗っかり、炭治郎、禰豆子、善逸の柄を求めて手芸やさんへ行ったりと、なかなかの適応力を発揮している。

そのうち、手作りマスクなんて!
こっちのかっこいいのがいいとか言い出すのだろうけれど、
その日まで
どうせならマスクライフを楽しみたい。

卒園間近だからか、小さなことでもなんとなく振り返ってしまう。
あぁ、そう言えばあの時は…と懐かしんではウルウルしてる。
卒園式は笑顔で息子の晴れ姿をみたいものだ。





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羊
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