何となく気持ちが落ち着くスヌーズレン
羊です。
皆さん、スヌーズレンをご存知ですか?
わたしは最近知りました。
息子の療育先で紹介されていたのですが詳しくは検索してみてください。
簡単にまとめると
1970年代にオランダで始まった
重度知的障害をお持ちの方への最適な余暇やリラクゼーションといった活動を提供する活動や理念だそうです。
受け取りやすい感覚刺激に満たされた物理的環境の中で支援者との楽しみや安らぎを共有し、またその雰囲気のなかで、活動することのようです。また、その際に使う用具などを指すこともあるそうです。
ちなみにスヌーズレンという用語は、オランダ語でスヌッフレン「クンクン匂いを嗅ぐ」、ドゥースレン「うとうとする」という用語を組み合わせた造語だそうです。外界を探索することや心地よくまどろむ状態を示すものだそうです。
そんなスヌーズレン、今では世界中に広まり、息子の療育先でも活動のいっかんとして取り入れられています。
ゆったりとした落ち着いた空間の中で五感を優しく刺激する感じです。
焚き火やローソクの火を眺めているとなんだか落ち着くっていうのと似ていると思います。
本格的な環境を整えるにはそれなりにいろいろと必要ですし、知識も必要ですが
実は100均で道具を揃えて簡単スヌーズレン風を楽しむことができるんです。
上の写真がわたしが作ってみたものです。
アロマなんかを焚いて、お部屋を暗くして、穏やかな音楽でも流してボーッとしているだけでもかなりリラックスできます。
ペットボトルやら透明なビン(パスタなんかをストックする容器でもいいですよ)などに洗剤を満タンに入れて、平らなライト(ペットボトルでランタンを作れるライト)で下から照らしただけです。
ビンの中には水で膨らむビーズを入れてみました。ラメなんかを入れてもきれいだと思います。
ビンを振ると泡がゆっくり上がっていくので洗剤の濃度を調整するといろいろと楽しめるのではないでしょうか。
息子は「わー!キレイ!」とうっとりしながら眺めております。
少し気持ちがワサワサしたときや、落ち着かないときに「キラキラ見る?」と誘ってみると落ち着いてくれることもあります。
ゆったりした中で普段は話せないようなことや小さな悩みなんかをボソッといってくれることもあります。
息子さん、感覚過敏が少々あるので、赤ちゃんの頃によかれと思って連れていったベビーマッサージがまるでダメだったんです。
じっと寝てられない。おまけに優しく触られるのなんて嫌だ!と言わんばかりに落ち着かず断念したことがあるのですが、これなら自分で触ったり眺めたりといった刺激なのでできたかなぁと思います。
わたし自身、子供の頃から水の揺らぎを見てるのが好きだったので、独身時代はアロマや水の揺らぎを映せるライトなど、いろいろと楽しんでいたのを思い出しました。
材料も作るのも簡単なので親子で楽しめます。
季節の変わり目、リラックスしながらお家でゆっくり癒されたいときにぴったりだと思います。
ハロウィーンの夜の飾り付けにもいいかもしれないですね。
秋の夜長、優しい気持ちで過ごせますように。
羊でした。