文章がうまくなるためには写経する(文章をそのままコピーして書く)とよいと聞いたので、何を題材にしようとかと探してみました。
まず、小原 晩さん「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」です。
小原 晩さんは、とても身近なことを書いているのに、それを面白い文章にしてしまうのが本当にすごいと思います。まるで、世界の見え方が私たちとは違うのではないかと思わせるほどです。
同じような場所で、同じような日常を繰り返している中でも、小さな発見を見つけられるような気持ちにさせてくれます。
次は、朝井 リョウさん「そして誰もゆとらなくなった」です。
このあと、数日でホールケーキを5つ食べて健康診断で医者に呆れられる、というオチがつきます。一見ふざけているように見えても、直木賞受賞者。さすがの文章力が光っています。
朝井リョウさんのエッセイは、芸人顔負けの面白さです。読んだ中で「一番面白いエッセイ」と言っても過言ではないのではないでしょうか。
あまりうますぎる人の文章をまねしても難しいかもしれないので、写経してみて合わなさそうなら他にも探してみようと思っています。