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すぐに投資しない人はずっとやらない

「インデックス投資(S&P500やオルカンへの投資)に興味はあるけれど、まだ始めていない」「まだ投資資金が準備できていない」という人も多いですが、その「まだ」がどれだけのチャンスを逃しているかをご存じでしょうか?投資を始めるのを先延ばしにすると将来の資産に大きな差が生まれてしまいます。

なぜインデックス投資を先延ばしにしてしまうのか?

インデックス投資はシンプルで、投資の初心者にもわかりやすいとされていますが、やってみようと思いながらもつい後回しにしてしまう人も少なくありません。なぜインデックス投資を始める一歩がなかなか踏み出せないのか、その理由を見てみましょう。

理由1: 投資資金を用意できない
投資資金を準備する方法はシンプルで、節約して支出を抑えるか、収入を増やすかの二つしかありません。どちらも一朝一夕で大きく変えられるものではありませんが、少しずつでも積み重ねていけば、投資のスタートに必要な資金を用意することができるでしょう。

  • 収入の増加:本業で収入を増やすのは、投資資金を準備するための効果的な方法です。副業を考えるより前に、まずは転職なども含め、本業での収入アップを目指してみましょう。

  • 節約:日々の生活の中で、無駄な支出がないか見直してみるのも一つの方法です。少しずつ節約していくことで、資金がたまっていきます。

投資資金の準備方法は人それぞれですが、「どうにかして資金を作るんだ」と決意して少しずつでも進んでいくことが大切です。収入の増加でも節約でも、どちらでも自分に合った方法で頑張ることで、やがてその努力がインデックス投資の一歩につながるはずです。

理由2: 知識不足からくるぼんやりとした不安
「投資って難しそう」「本当に大丈夫かな?」と、どこかに不安がよぎることは多いですよね。インデックス投資がシンプルでリスクが比較的少ないと言われても、慣れない分野だとつい慎重になりますし、「始めたらちゃんと続けないと」と責任を感じてしまうこともあります。こうした不安が、「もう少し勉強してから」とか、「きちんと調べてから」と、投資のスタートを先送りにしてしまう原因になりがちです。

理由3: 「ベストなタイミング」を待ちたくなる
ニュースやネットで市場の動きを見ていると、「もう少し下がるのかな?」とか「今が買い時かも?」なんて考えてしまい、つい始めるタイミングを見計らってしまいます。しかし、タイミングを待っているうちに「今じゃない気がする」と感じることが増え、結局いつまでも始められないまま…ということが多いんです。市場の上下に惑わされずに、少額からでもまず始めてみることが大切です。

「すぐに始める人」と「ずっとやらない人」の違い

インデックス投資に興味があっても、すぐに始める人もいれば、いつまでたっても一歩を踏み出せない人もいます。この「すぐに始める人」と「ずっとやらない人」の考え方や行動の違いについて見ていきましょう。

違い1: 小さな一歩を踏み出せるかどうか
すぐに始める人は「とりあえずやってみよう」という気持ちで、小さな一歩から始めることができます。収支を改善するにしても、投資をするにしても、まずは少額でやってみて、そこから学んでいけばいいと考えているんです。一方で、ずっとやらない人は「ちゃんと準備してから」とか「もっと知識がついてから」とか「今月は節約できないので来月から」などと、最初の一歩が重くなりがちです。いつまでたってもスタートが切れない状態になってしまうことが多いんですね。

違い2: 完璧を求めすぎないかどうか
すぐに始める人は、何もかも完璧にしようとはせず、「少しずつ慣れていけばいい」と考えています。特にインデックス投資では、最初から完璧を目指す必要はありません。少額でも積み立てながら学び、慣れていくことで、結果として長く続けられるようになるからです。逆に、ずっとやらない人は「もっとリスクを減らせないかな」「もう少し知識をつけてから」「この支出は減らしたくない」と、どうしても完璧を求めがち。気づいたらずっと始められないままになってしまいます。

違い3: 長期的な視点を持てるかどうか
インデックス投資は長期的な視点で続けることで効果が発揮されやすい投資方法です。すぐに始める人は、この「長期視点」があるため、日々の市場の上下にはあまり惑わされず、「今からコツコツ積み立てていけばいい」と考えます。これができると、気楽に続けやすくなるんです。一方、ずっとやらない人は目先の変動に敏感になりがちで、「今は時期が悪いかも」と感じてしまい、結果的に先延ばししてしまうことが多いです。節約や収入の増加についてもそうで、長期的に考えて自分のためになると思えば努力しやすいはずです。

「後でやる」は「やらない」と同じ

すぐに始める人は、「まず小さく始めてみよう」という気持ちを持っています。投資の知識がまだ十分でなくても、小額からコツコツとスタートして、自分なりに学びながら進める柔軟性があるのです。一方で、ずっとやらない人は、「もっとしっかり準備してから」「今月は節約したくない」と考えることが多く、結果として先延ばししてしまう傾向があります。始めるための条件を厳しくしたり、自分に甘くなることで、どんどん一歩が重くなってしまうのです。

インデックス投資は気軽にスタートできる方法がたくさんあり、少額から始めて自動積立にすれば、日々の生活に負担なく続けることができます。完璧なタイミングや万全の知識を待たず、投資資金を準備し、まず小さな一歩を踏み出すことで、少しずつ自分の資産が増えていく様子を楽しむこともできるはずです。

インデックス投資の参考になる本を紹介しておきますので、もしよければ読んでみてください。


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