Music
音楽。
私の中で、誰よりも、そして何よりも大きい存在は、きっとそれだと思う。
好きなものというよりは、好きな音楽とかアーティストだし、暇さえあれば音楽を聴くし、歌うし。
たとえ、暗闇の中でも、自分の好きな音楽さえあれば、時間とか別のことなんて気にしないで生きていけるほどの自信がある。
どうして、そこまで拘るのか。
きっと、そう思う人もいると思う。
私の身近な、家族とかもきっとそう思っている。
理由は、「音楽に人生を救われたから」だ。
たった、それだけ。
私は、辛いときに誰かに相談することができない。
人に負担をかけてしまうのではないか、
話したら相手に失望されるのではないか、
きっと他の人も辛いのに自分だけが話してもいいのだろうか、とか。
そうやって、自分ひとりで抱え込んでしまうとき、誰よりも、何よりも側に在ったのは音楽だった。
そういう音楽は、私に対して書かれたわけでもないのに、なぜか心にしっくりときて、染み渡って、
その言葉に、旋律に、
いつのまにか寄り添ってもらっている。
そんな経験を繰り返すうちに、私は音楽を演奏する立場になった。
トランペットとか、合唱とか。
受け身でいるだけじゃなくて、自分で動くようになると、それに対しての愛は不思議と深くなるもので、そのまま、私の心は音楽に住み着いた。
きっと、これからもずっと音楽への思いは変わらないだろう。
何があっても、ずっと大好きで、大切でいるんだろう。
これは、私の願望ではあるけど、
永遠に変わることのない事実だと
確証もなく信じている。