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仕事には毎週「うれしいこと」があった

わたしはこれまで、さまざまな仕事をしてきました。
正社員・アルバイト・派遣社員・フリーランスと、さまざまな働き方も経験。
どんな仕事をしていても、どんな形態で働いていても、共通して「うれしいこと」が一つあります。
それは、休日の前日。

このように言うと、
「誰でもそうでしょ!」
「働くことが好きじゃないのね」
と、思う人も多いのではないでしょうか。
いえいえ、そのようなことはありません。
詳しくお伝えしますね。

新入社員のころ

わたしが新卒で入社した会社は、隔週土曜日に半日出勤がありました。
入社後1年も経たずにこの制度は廃止になり、めでたく完全週休2日制になったのですが。

そのころ土曜日出勤しても、新人のわたしにやるべき仕事はほぼありません。
デスクの上やファイルの整理をしたり、電話応対をしたり。
土曜日は、職場の雰囲気ものんびりしていました。
人生で初めて「半ドン」という言葉を知ったのも、このころです。

お昼に仕事が終わると、同期の仲良しとランチやショッピングをして、帰宅するのが通例です。
「あ~サイコー、明日はお休みだ!」
心軽やか、なんともいえない幸福を感じる土曜日の午後。

アルバイトのころ

生花店での雇用形態は、時給制のアルバイト。
正社員の事務職から転職して、20年間シフト制で働いていました。
土日連休でお休みが取れる可能性はゼロ。
平日でも連休は、めったに取れない環境です。
時給制ですから、お休みすればお給料に直結します。

お休みの待遇面は別として……。
わたしにとっては、仕事が楽しくて充実した毎日。
「お客様に喜んでいただけた」
「売り上げが伸びた」
「大きな注文が入った」
「おしゃれな花束ができた」

思い出せば「失敗したこと、後悔したこと」は、たくさんあります。
一方「うれしかったこと」も数えきれないほど。
自分の仕事が認められる」
「お客様(誰か)の役にたつ」

プロフェッショナルを自認して仕事をすれば、うれしいのはこの2つにつきるとわたしは思います。

とはいえ、休日の前のうれしさは別。
他者からの評価を喜ぶのではなく、わたし自身がうれしい。

休日に何も予定がなくても、全然かまいません。
「あ~明日はお昼まで寝ていても大丈夫」
このように思うときの、幸福感!解放感!
もしかすると休日前に幸せを感じるために、仕事を頑張っているのかも?
だって、もしお休みがずっと続いたら、この幸せを感じられないですからね。

フリーランスのいま

さて、現在はフリーランスで働いています。
休日を決めるのも決めないのも、わたしの自由。
働く時間帯だって自由です。

この働き方に慣れるまで、実は時間がかかりました。
なぜなら、完全なお休みではない日がほとんどだから。

休日と決めていても、なんらかの仕事をしてしまいます。
仕事のための勉強をしたり、リサーチをしたり、返信をしたり。
「仕事量=収入」なのが新米フリーランス。
もちろん、クライアントの評価も気になります。

するとどうでしょう、あの休日前の幸福な「うれしい」気持ちが消えてしまいました。

さらに、自分で決めた休日とは別に、ポッカリと仕事がない日というのも出てきます。
見た目には同じ状態、ですが「休む」「休みになる」では気持ちが大きく違いますよね。

そこで、完全に休む日をちゃんと決めよう、と決心しました。
決めた日に休めるように、調整すればいいんだ!
ポッカリ休日があったら、インプットの日にしよう!

もちろん、クライアントのある仕事ですから、わたしの思うようにいかない場合もあります。
それでも、このように気づいて、実行したのはよかった。
なぜなら「あ~全部片づけた!明日は休業日だぜ!」と、またうれしく思えるようになったからです。

まとめ

どんなに仕事を愛している人でも、ずっと休まずに働き続けられるでしょうか。
「区切る」ってとても大切なことですよね。
区切ることで、仕事に終わりと始まりが生まれるのではないでしょうか。

区切ったときに「休み」を入れると、リズムが生まれて仕事の効率も上がります。
わたしが休みの前の日がうれしいのは、仕事に無事に区切りをつけた達成感と満足感が味わえるからです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Discord名:wakka
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