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街や住民の変化を体感し続ける、COMMA,COFFEE【Interview vol.3】

こんにちは、HITOTOWAの宮本です。第3弾のインタビュー先は、「まちにわ ひばりが丘」が運営するひばりテラス118の一角にあるカフェ「COMMA,COFFEE」です。こちらの店長である最相さんにインタビューをしました。

住宅街に佇むカフェ「COMMA,COFFEE」

- それでは、店長の最相さんよりCOMMA,COFFEEのご紹介と特徴を教えてください。

東京の郊外、ひばりが丘団地の一角に「まちにわ ひばりが丘」が運営するひばりテラス118があります。そこに佇むカフェです。
私たちは、地域の人たちにお越しいただき、ほっとしてお休みできるような場所を目指しています。小さなお子さんからおじいちゃん・おばあちゃんまで、地域の人にお越しいただき、愛されるお店でありたいです。

- 私が初めてCOMMA,COFFEEさんを訪れたのは、ちょうど1年前でした。

ありがとうございます。
オープン当初は、周りが住宅街で、駅からも少し距離がある場所だったので、お客様にお越しいただけるのかという気持ちもありました。また、地域の方々にも、お越しいただくお客様にも支持されるのだろうかと思っていた時期もあったんです。

- 住宅街にあるお店ということで、抱く想いもあったんですね。ただ、Instagramのフォロワー数や多くのメディアに取り上げられている印象もあります。

SNSを通じて、「カステラパンケーキ」が注目されるようになったんです。有難いことに、お店の前は長蛇の列になりました。
昨年、「孤独のグルメ」でご紹介いただいた時も同じように、遠方からもお客様にお越しいただけるようになったんです。

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- 爆発的な人気っぷりですね。
私はInstagramで知りましたが、フルーツをふんだんに使ったスペシャルディナーもされていましたね!

昨年度開催したイベントですね。前菜からデザートまで、全てのお料理にテーマのフルーツを使ったフルコースです。マンゴ―、桃、葡萄などをテーマにしました。メニューの「季節のパフェ」もお客様に人気な商品です。
シンプルだけど美味しいもの、素材にこだわって生産者さん達の想いも伝えられるような。しっかり手間ひまかけて手作りしたものを大切にしています。

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コロナ禍で決断した営業と、見守ってくれた地域の人たち

- こだわった素材や楽しめるイベントなど、多くのお客様に「美味しい」と「楽しい」を提供しているからこそ、多くの方に支持いただいているんですね。
ここからは、コロナ禍でテイクアウト営業をし続けた「想い」についてお話しいただけますか?

こんな時だからこそ、地域の人たちに癒しを届けたい。そして、楽しんでほしいという思いは変わらなかったので、運営を続けることにしました。
もちろん感染症対策も取り組んでいましたが、営業する中でいろいろと軌道修正をしながら対応して、今に至ります。

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- 日々、状況が変化していましたよね。最相さんのお気持ちや、コロナ禍の営業でみえた街の変化はありましたか?

テイクアウト営業をしようと決断した4月は、モチベーションを高くもっていました。地域の方に「癒し」を届けたい気持ちでいっぱいだったから。街は自粛モードでしたが、足を運んでくれる方もいました。
ただ、GWがあけた途端、これまでの日常と変わらないくらい、地域の方が外出し始めたんです。おうち時間の限界というか…疲れも出てきていたころですよね。分かっていたことですが、お客様の意識もその方によって違っていましたので、対策を考え直してという日々でした。

- 地域の人たちに届けたい想いの強さ。街やお客様の変化を感じられるのも、住宅街にあるお店だからですね。
このような状況ですが、嬉しいニュースとして、BASEにてオンライン販売がスタートしましたね!

そうなんです。この約2カ月間は、テイクアウト営業を通じて、地域の方に「癒し」を届けてきました。
ただ、これからを考えたとき、これまで足を運んでいただいた全国各地にいらっしゃるお客様へも、届けたい想いは同じでした。おうち時間の癒しになればという気持ちで、オンライン販売を通じて、届けていけたらと考えています。

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- ある意味この状況下で気づけたことだったんですね。
オープン当初からずっと大切にしてこられた「地域のお店」としての在り方について、街の変化で気づいたことはございますか?

SNSや孤独のグルメでご紹介いただいたときは、地域の方より外からお越しいただくお客様が殺到しました。お店の前に長蛇の列ができたこともありました。ただ、地域の方たちはほとんどいらっしゃらなかった。

- いつでも足を運べる距離にある、自分たちの街が賑わうことが嬉しい、といったお気持ちもあったんでしょうね。

お心遣いだったんでしょうね。それは、お越しいただくお客様に対しても、私たちのお店に対しても。
ですが、このコロナ禍で気づけたこともありました。地域の人たちあってこその私たちなのだと。
お店の灯りがついているだけで、お声がけくださる地域の方もいらっしゃるんです。地域の皆様に励まされ、助けていただいてます。

COMMA,COFFEEだからこそ体感できた変化

- 6年目を迎えているCOMMA,COFFEEさんですが、これまで地域に関わってきた中での、印象的なエピソードはありますか?

お店が混んでいるときに、地域の方が「頑張れ」と言ってくれたことは嬉しかったです。駅から離れていてもお店の前は長蛇の列になることもあります。そんなとき、地域の方が励ましてくれます。
私自身がこの地域に住んでいるので、オフの日でも地域の方と気軽にお話ができる関係なんです。地域の方とお店という関りだけでなく、人と人との関係を大切にしてくれているのかもしれません。

- 街の中にあるお店の特権でもありますね。

まさにそうですね。
また、季節ごとにかわるパフェを楽しみに、お越しいただくお客様も増えました。地域のつながりを感じたことと言えば、ひばりテラス118で、地域の方の「ウエディングパーティー」を開催したこともあります。
オープン当時は、周りが工事中でマンションや戸建てを建設していました。徐々に新しい方がこの地域に入居され、お店にも来てくださるようになったんです。ファミリーはじめ、ちいさなお子さんにもお越しいただくようになりました。

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- これからのCOMMA,COFFEEとしての、在り方はどのように考えていますか?

飲食という商品を通して、コミュニケーションをとることが私たちの仕事でもあります。バースデーケーキの注文を受けることがありますが、飾り付けなどのお客様のご要望を伺うことだって、そのうちの一つです。
「行列ができるお店」や「パンケーキが人気のお店」としてではなく、ひばりテラス118にあることで、地域の方に貢献し続けるお店でありたい。そして、オンライン販売を通じて、遠方の方にも「癒し」や「美味しい」というものを届けていきたいと思っています。

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- カフェだからこそできる地域への貢献の仕方ですね。それでは、最後に、お客様に対して届けたい想いを教えてください。

このようになったことで、テイクアウト営業やオンライン販売、地域の方とお話しするなど、私たちにできることがあります。美味しいもので、お客様の気持ちが軽くなったり、明るくなったり。
私たちだからできることだと思うので、これからも変わらず「癒し」を届けていきたいです。

「COMMA,COFFEE」の最相さんありがとうございました。
住宅街にあるカフェということで、街の様子や住民さんの変化を体感してきたと思いますが、「地域のお店」として、オープン当初から変わらない強い想いを感じました。
カフェとして、飲食を通じたコミュニケーションを提供し続ける。シンプルだけど美味しくて、生産者さんの想いも伝えられるよう素材をこだわる。地域をはじめ、多くの方へ、この想いと「癒し」を届けてほしいです。


COMMA,COFFEEの公式BASEにて、しっかり手間ひまかけて手作りしたものを販売しております。ほっこり癒されるおうち時間に、お試しください。


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