デザイナーの想いと購入者の想い
1000人の声で作るネックレスenha～1000人の応援～をMakuake.comにてクラファン開催中の、hitotoiの犬塚です。
前回想いを作る要素についてのnoteを書きましたが、
今回はその続きです。
エモーショナルデザインにおける作り手と受け手のコラボレーションについて考察したいと思います。
作り手の想い、受け手の想い
前回お話したことのおさらいになりますが、作品へ想いのこめ方は2通りあります。
1：作り手側の想いをなるべく共感してもらう方法。
etc. ハンドメイド、誕生石、ストーリー等
2：受け手側の体験により作品に想いを込めてもらう方法
etc. 手作りの指輪、購入者自身によるカスタマイズ等
どちらの方法を取るにせよ、想いを作るのは作り手ではなく購入者（受け手）であるということが大前提としてあることを忘れてはいけません。
1の方法で作品に込める作り手の気持ちと言うのは、実際あまり受け手の人には関係がないです。
ただ、そういったストーリーがあることを知ることで、愛着などがより強くなることは確かだと思います。
では2をメインに考えればいいのかと言うと、自作では技術がプロではないのでプロのようなものができないし、カスタマイズ程度では受け手が込められる想いが弱いですよね。
こういったことをいろいろと考えてたどり着いたのが、作り手と受け手のコラボレーションと言う考え方です。
作り手と受け手のコラボレーションへ向けて
受け手側が最高の物を作れれば、自作してしまうのが一番想いが込められるのでが、普通はそうはできないため、デザイナーなどの作り手がそこを補うということができれば最高だと思います。
それこそが作り手と受け手のコラボレーションなのですが、デザイナーと相談して一点ものを自分の満足のいくようなデザインで作り上げるのには時間もお金もかかります。
私の目標は「高価な1点ものよりも安く、量産品に金額を近づけ、なるべく多くの人に想いのこもった作品を届ける」ということなので、お金も時間もかかる完全な一点ものは少し違う気がします。
そうなると簡単に考えられるのがカスタマイズと言う方法ですが、通常のカスタマイズは誕生日や名前を入れる、誕生石を入れる、色を変えるなど、あまり受け手側が主体になって作ったといえないものです。
この辺りの点を解消するのがenha～1000人の応援～で行っている声で作るジュエリーというプログラミングを利用したコラボレーション方法です。
ではenha～1000人の応援～で行っていることは、どのように上記の件を解消しているのでしょうか？
双方向の想いを込める！コラボレーションの実際
enha～1000人の応援～の基本コンセプトである、声で作るジュエリーは「お客様のメッセージ音声をプログラミングによりデザインへ変化させ、ジュエリーを作る」ということなのですが、少し詳しく見てみたいと思います。
1：デザイナーは音声を使ってどのようにデザインができるか試行錯誤します。通常のデザインとは少し異なり、自由度が減りプログラミングの知識も必要ですが、とても重要でデザイナー自身の想いを込められる部分でもあります。
2：購入希望者（受け手）は色々あるデザインの中から好きなデザインを選び、贈る相手（自分や家族、恋人など）へのメッセージ音声を録音する。
3：録音された音声を作り手側が独自プログラムで解析し、デザインへ変換。その後3Dプリンターや、鋳造、職人による磨きなどの作業を経て、お客様の「想い」そのものである「メッセージ音声」がジュエリーとして手元に届きます。
このように作り手と受け手が相互に必要なものを提供し合い、コラボレーションしていきます。
デザイナーなどの作り手：想いを込めるデザインや丁寧なモノづくり（1と3）を通して自身の想いを作品に込めることができます。
購入者（受け手）：贈る相手へ想いを込めてメッセージを撮るという体験（２）、そしてそのメッセージがデザインへ変換し実際に「想いをデザイン化したジュエリー」として手に取ることができる体験（３）により、作品への思い入れは強くなります。
また、音声をデザインにし立体にするパートではプログラミングや3Dプリンタを使い半自動化で行いますので、デザインからすべて打ち合わせて決める一点ものに比べて価格もかなり抑えることができます。
まさに双方向の想いのやり取りにより、最高に想いの詰まったジュエリーが低価格で出来上がるのです。
enha～1000人の応援～はみんなとのコラボ
今説明した例は、あくまでenhaの一点ものを作る場合の流れです。低価格で作れるとはいえ、1点ものですのでそれなりに時間も価格もします。
そういった点を踏まえて、少し方向性を変えて量産品にしたのがenha～1000人の応援～です。
enha～1000人の応援～に関しては、あらかじめ1000人の応援音声をあつめ、その音声からデザインされたネックレスをすぐに購入することができます。
購入者自身の声は入っていないかもしれませんが（今ならまだ参加できますよ！）、多くの想いが詰まったお守りのようなネックレスです。
購入者は応援動画を見ることで、実際に応援のパワーを受け取れます。ここに体験と想いが生まれ、購入者にとっても忘れがたい体験を込めたネックレスになるのです。
1000人に応援されるなんてなかなか体験する機会無いですよね！
声で作るジュエリーはまだまだ増えます。
声で作るジュエリーが、双方向のコラボレーションであり、作り手と受け手双方の想いを込めることのできる「エモーショナルジュエリー」であるかを説明してきました。
想いを作りだすのはあくまで購入者です。
しかし、その「想い」をさらに高めるためのデザインが声で作るジュエリーであり、そこには作り手として私の様々な想いが込められています。
現在enhaとしてはenha～1000人の応援～のみになりますが、今後は一点ものも増やしていき、より気に入ったデザインを見つけられるように、よりあなたの想いを込めることのできるデザインを模索していきます。
まずはenha～1000人の応援～を体験して見てください。
また、1000人分の応援メッセージも募集中です。
あなたの声が加わることで、作品の形が変わります！
小さな勇気が、大きなうねりへと変わり、皆に勇気を与えます。
下のenha～1000人の応援～の投稿フォームよりぜひご参加ください！
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