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ジュエリーかアクセサリーか、それが問題ではない

金胎陶芸アクセサリーブランドhitotoi(ひととい)の犬塚です。

言葉って難しいですよね。使い方を間違えてしまうと印象がガラッと変わってしまいます。

hitotoiでは最近はジュエリーではなくアクセサリーと書きます。これも、いろいろと悩んだ末にたどり着いた結論なんです。

今回はそんな言葉とビジネスにまつわるお話をします。

ジュエリーとアクセサリーの違い

日英の単語事情の回で書きましたが、簡単なおさらいを。

日本だとジュエリーは宝石や金、プラチナなどを使った高級な部類の指輪やネックレスなどを指します。

そしてアクセサリーはシルバーアクセやハンドメイド作家などが作る貴金属以外のネックレスやピアスなど、価格が安めの物。

といった感じで呼び分けされていると思います。

では英語での意味はというと、

ジュエリーは指輪やネックレス、ピアスの等の宝飾品を指す単語であり、アクセサリーは帽子や鞄なども含めて服飾小物全般を指す言葉です。

大きなカテゴリーとしてのアクセサリーがあり、その中にジュエリーや鞄帽子などが入っているというイメージです。

つまり日本でアクセサリーと呼ばれているものは、基本的にすべてジュエリーなのです。

では、なぜhitotoiは金胎陶芸ジュエリーではなく、金胎陶芸アクセサリーと呼び方を変えたのでしょうか。

SEOと言葉

たぶん、皆さんSEOという言葉を聞いたことも、意味も知っていると思いますが、一応、SEOとはサーチエンジンオプティマイゼーション(Search Engine Optimization)の略語です。

グーグルなどのサーチエンジンで検索されたときに上位に表示されるようにする対策である。と思われがちですが、本来は適切な検索で適切な内容が表示されるようにすることです。

最近読んで面白かった記事に、「筋トレ」と検索すると「筋トレ」というタイトルの占いのサイトが検索結果の一位になっているというものですが、これは、意図してか意図せずにか、SEOが悪い意味でうまく働いてしまった結果です。

細かいことを除くと、「かわいい アクセサリー」がほしいと思い、検索して上位に検索されるのは、その方の想像している「かわいいアクセサリー」であることが理想です。

しかし、お客様が想像しているのは本当に「アクセサリー」でしょうか?

SEOとお客様ファースト

私の作る金胎陶芸ジュエリーは、誇りをもって「ジュエリーです。」と言えます。きちんとした技術、デザイン、コンセプト、オリジナリティーを持った、ジュエリーだと考えています。

しかし、このジュエリーとはロンドンに住んで、英語のイメージにすっかり慣れてしまった私だからそう思うのではないかと思います。

日本の方が私の金胎陶芸ジュエリーを見て、「あ、そういえばこの間面白そうなピアスや指輪を出しているブランド見たな。なんてブランドだっけ?」と思い検索するとき、どんな単語で検索するでしょう?

たぶんほとんどの方が「陶芸 ジュエリー」ではなく「陶芸 アクセサリー」と検索するのではないでしょうか。

私がこだわりを持って、ウェブサイトにすべて「ジュエリー」と表記していた場合、「陶芸 アクセサリー」では検索結果に上がってこないでしょう。

これはやはりビジネスとしてもそうですが、せっかく検索してくださった方にとって不便であると思います。

私のこだわりよりも、お客様ファーストに考えるべきです。

そういった理由からhitotoi(ひととい)では金胎陶芸ジュエリーと記載していたものを基本的に金胎陶芸アクセサリーと記載するようにしました。

とはいえ、両方記載しています。

金胎陶芸ジュエリーではなく金胎陶芸アクセサリーと記載していると書きましたが、場合によっては金胎陶芸ジュエリー・アクセサリーと記載しています。

これもお客様が検索するときのことを考えた結果です。

私の金胎陶芸アクセサリーを見てみると、シルバーの作品などはジュエリーと検索する方も多くいそうだと思います。

ですので、大きなカテゴリーとしては金胎陶芸ジュエリー・アクセサリーと記載しています。ジュエリーもアクセサリーもあるよといった意味で使っています。

ただ、すべてこうしてしまうと、文章などを読むときに読みづらい、といったこともあるでしょう。ですので、基本的には金胎陶芸アクセサリーと記載しています。

検索エンジンだけがお客様のためではないですからね。今こうして読んでいただいている方の読感だって私が作っているお客様ファーストなのですから(あまり上手くはありませんが)。

このように書きましたがGoogleなどのアルゴリズム的にこの方法が一番正しいかはわかりません。お客様がどのように検索していて、googleなどがどう判断しているかをもっと考えて、トライアンドエラーを繰り返し、お客様のためにより良いコンテンツを作っていこうと思っています。

いかがでしたでしょうか?SEOというと企業の利益のためと思われがちですが、こういったお客様の事を考えた結果である、という事もあるという事は知っておいていただきたいと思い、今回は書いてみました。

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