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仮設トイレってどんなものがあるの?

前回では、お店の裏の公衆トイレが閉鎖となり、困った私はどうしたか。ということを書いていました。

とりあえずは仮設トイレを設置するしかない?という状況になっていて、それならばどんな仮設トイレがあって、どんな選択肢があるかを調べてみました。

1.「仮設トイレ」の世界

①「仮設トイレ」をネットで探してみる

まぁまずやるのは、「仮設トイレ」で検索してみますよね。
ジモティーで探してみると、4万円とかそれくらいで中古がでてきます。
通販サイトでは、簡易仮設トイレとかだと10万円かからない程度でありました。

でも、なんでしょうね、不安しかない。

だってトイレですよ。
通販やジモティーで購入して、ほんとに大丈夫なんだろうか。
「設置は自分でできるよ」的なことが書いてあるけど、いや、なんだかこわい。

だってトイレですよ。(二回目)
たとえ設置できたとしても、電化製品や家具みたいに買って終わりじゃなくて不具合とか出てきたりしたら困っちゃう。

そう思うと、いくら安くても私的に通販とかはなしですね。

②リースの業者さんに問い合わせてみる

こちらもまたネットで探してみる。
とりあえず、無難な〈洋式・ペダル式簡易水洗〉の仮設トイレを3か月リースした場合を愛知県内のリース会社さん2社へ問合せしてみて、金額を聞いたところ、6万から10万円・・・

高っ!
えー高いよ…


そんな折に、友人のお知り合いに仮設トイレのリース会社にツテのある方がいらっしゃるとのことで、お願いして問合せしてもらうと、ネットから問い合わせた会社さんよりうんとお安く(1/3程度の金額)で貸していただけそう。(感謝!!)

友人曰く、イベント用のリースは短期だから高いけど工事現場用のリースは長期だから安いんだと思う。
とのことで、そりゃそうか、そりゃ高いよね。と納得。

ただ、リースではなく購入する場合はどこも同じような金額のようで、30万円くらい。30万・・・そ、そうか・・・

そしてどれだけ探しても、ほぼ、緑の枠にラベンダー色の扉。的な。

(こんなね、イベント会場によくあるやつ)

・・・う、ん、いたしかたない(泣)
この期に及んでデザインとかそんなことを言っている場合ではない。(言い聞かせる)

③バイオトイレとは?!

noteの記事 #2を読んでくださった方が、InstagramのDMより「バイオトイレっていうものもありますよ」と教えてくださいました。

「バイオトイレって?!」となり、調べてみたところ、人間の排せつ物を微生物の働きによって分解・処理するトイレのことで、コンポストトイレとも呼ばれているようです。
排せつ物の処理に水が必要なく、汲み取りの作業もなし。
必要なのは電源のみで、トイレの悪臭もほとんど発生しないみたいです。

一日の使用制限があるのですが、うちはそこまでの使用量ではないので大丈夫そう。そして外枠などに木材をつかっていたりなど、デザインにも配慮されているものもあって、ちょっとうれしくなる。

ですが・・・
なんにしても重要なのが、コスト。
DMで教えて下さったサイトの会社さんへご連絡したところ、リースで月に4万円ほどかかり、営業所?施工店?が大阪なので、そこからの搬送費用もかかりますとのこと。搬送費用なしに単純に計算しても年間50万円の出費ですね。

そしてそのトイレを購入するとなると200万(!)
ぐぬぬ。。
浄化槽を設置する場合と同じではないかっ!!

でも、このバイオトイレはもっと探してみる価値はありそう!と思い、現段階で2つの会社さんにお問い合わせをしているところです。
うちのようなお店でも、なんとか検討できるようなトイレをお取扱いされているといいんですが…

2.もう一度業者さんに相談

前回のときに相談した業者さんに来てもらい、実際設置するとしたらどういった形が一番いいか、もう一度相談させてもらいました。

業者さんも前回の現地確認のあと、お知り合いに聞いたり、いろいろと考えてくださっていたようで、これから先何年も使うけど、賃貸物件なので投資はできないということから考えると、トイレがある既存の小屋を利用すれば、店内からトイレへ行けるし、香り対策と汲み取り方法を考えれば、仮設トイレをその小屋にうまく入れ込む方法がいいのではということになりました。

が!

その業者さんがとってもお忙しく、作業にかかれるのが7月頃とのことで(泣)
なんと・・・じゃあそれまでどうしよう・・・

実は今、「公衆トイレが遠方すぎる問題」に困っていた私に、近所のお店さんが、とりあえず1か月ほどお手洗いを貸して下さることになって(ありがとうございますありがとうございます)なんとかなっていたのですが、3か月ともなると話も変わってきますよね…

ということで。
とりあえず、仮設トイレを設置するとどんな感じになるのかという試用期間も兼ねて、仮設トイレを数か月間、リースすることになりそうです。

3.改めて、ほんと困っちゃうよね。

もう…思いもよらないことばかりおこる、うちのお店。
ほんと困っちゃう。

悲しくもなるし、くじけそうになるし(くじけた時もある)、ちょっと泣きたくもなる(泣いた時もある)けど。

でも。

Twitterで、
「公衆トイレが閉鎖されて遠くのトイレへ行かなくちゃいけなくなったので、もしかしたら私がトイレに行く間、お顔なじみのお客さまにお留守番をお願いするかもしれません」
というようなことをつぶやいたんです。

そしたら。

「少し時間ができたからトイレ大丈夫かなと思って」と立ち寄ってくださったり、お店に入ってくるやいなや、「トイレ大丈夫?」とお声掛けて下さったり、「子どもたちと本みてるから、トイレよかったら行ってね」と気遣ってくださったり・・・
私からお願いしなくても、お客さまがみんなみんな、やさしいんですよ。

こんな米つぶみたいな小さな本屋を気にかけて足を運んでくれる、本の好きな皆さんのためにも、ここで本屋続けたいから。

本が好きな人に本を届けて、本が好きな人と本の話をするこの場所が好きだから。

そして、本とこの場所が、私の生きていく糧なんだと思うから。

だから。


がんばる。

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