【ファンだったけどもう買いません】
広告など気に入らない表現物へのクレーマーが、その表現物を「上客を失わせる」ものであるかのように見せかけてクレームの脅威を誇張するため、頻繁に用いるフレーズ。
実際には広告されている商品のユーザーでもなんでもない【嘘松】の一種であることが多く、しばしばその商品に対する無知によって嘘が発覚する。
あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展」に批判が集まった問題では、ネット上でしばしば「好きで毎年行っていたけれど、もう行きません」「去年も行ったけど」という趣旨の投稿が散見された。しかしあいちトリエンナーレは(というか「トリエンナーレ」と名のつくイベントは)3年に一度しか開催されないため、この種の投稿はすべて嘘である。
2020年11月、アツギ社の【#ラブタイツ】キャンペーンをフェミニストが攻撃した事案では、批判者が「フェミニストではない普通の女性の反感を買った」と喧伝した。しかし実際にはツイッターのトレンドにははっきり【性的消費】【性的搾取】というフェミニズム用語が現れてしまっていた。通常、社会運動の類が使う言葉がトレンドに乗ることは運動にプラスになるが、この場合はそれで嘘が発覚してしまったわけである。
表現物以外では、群馬県草津町で町長にセクハラ・強姦をされたと事実無根の訴えをした女性町議会議員がリコールされた問題では、フェミニストが盛んにリコール側をバッシングしており、「草津温泉が好きだったのに」という抗議メールが滋賀県草津市に送られていることが分かっている。
本当に好きだった人間が、群馬と滋賀、市と町というレベルで違う「好きな」温泉地を間違えることなどありえないだろう。
オタク表現・性表現へのバッシングに積極的なクレーマーフェミニストの石川優実も「すごくお肌の調子がよくなった温泉だったのでまた行きたかったけどもう行きません」とツイートしている。温泉で肌がきれいになる、というよくあるイメージで書いてしまったのだろうが、それはアルカリ性泉の特徴であり、酸性泉である草津温泉ではそうはならない。
2021年11月、この草津温泉を含む温泉地のキャラクタープロジェクト【温泉むすめ】がフェミニストの槍玉に挙げられた際も例によって「結構温泉行ってたけど……」と言い募る愚か者が登場。
しかしこの時すでに全国各地の温泉に温泉むすめのパネルが立てられるようになってから5年も経っていたため、当然突っ込まれる事態となった。
この種の人間は、商品や広告のクレームだけでなく、ネットでの個人攻撃においても同様の嘘をつく習性があるようである。下はいわゆる「アンチフェミ」とされている人が、そのような攻撃を受けたことへのぼやきである。
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