『「本当に」使える!! 本音で答えるジェンダー表現「炎上」対策マニュアル #4』2022-11-30
第四章 正当性を立証せよ。
第二章の冒頭で、フェミニストによるジェンダー炎上の対策として「無視する」「法で威嚇する」「正当性を立証する」という3つがあると紹介しました。
今回はいよいよ最後の「正当性を立証する」ですが、前回の「法で威嚇する」と今回は、あくまで最初の「無視する」という基本を補完する内容と捉えて下さい。
3つの対策のうち、最大にして最強のものは「無視する」ことです。
無視して、絶対に譲らないこと。繰り返しますがこれが最も大事です。それ以外は極論すれば、そのための手段にすぎません。
ですが、多数の人間が好き放題にクレームをぶつけ、周囲に自分の悪口を触れ回っている時、ただ黙って耐えているというのは心理的にはかなりの負担であるのも事実です。
少なくない企業人や公務員が「もう終わって欲しい」「じっとしていられない」という気持ちから、とにかく「何か」して手打ちにしたいと思ってしまいます。
その「何か」として、敵がチラつかせてくる取下げ・謝罪という最悪の選択肢に飛びついてしまうのです。
そういう誤った選択をしないで済むための手段は2つ。
1つは、誹謗中傷の量を減らして心理的な許容範囲に収めることです。
このための手段が前回の「法で威嚇する」ことでした。
もう1つは、「何かしないと」「じっとしていられない」という気持ちに対して、じゃあ、何かはしましょう、でもこちらの方がはるかに無害で有効ですよという手段を選ぶことです。
それが今回の「正当性を立証する」ということなのです。
差別者とは何か
ですが、ここでジェンダー炎上における「正当」とはどういうことなのかを考えたいと思います。それは「この企業は、人は、差別者でない」ということです。
では、差別者でないことはどのように認定されるか。
「それは、女性差別をしていないと分かってもらえば、認定されるだろう」
誠実で正直な企業人や公務員の皆さんは、そう考えるかもしれません。
しかしそれは間違いです。
第一章で紹介した、東洋水産の事例を振り返ってみましょう。
東洋水産は炎上に屈しませんでした。
その結果、「あれは差別者ではなかった、私は最初からそんなこと言ってない」と炎上させようとした連中自身が言い出したわけです。
差別者とは、差別した者のことではありません。差別者だというレッテル貼りに負けた者が差別者だ」ということになるに過ぎないのです。
つまり「差別者でない」「正当である」ことを示すとはすなわち、自分が優勢であること、炎上の論争や勢力の多寡において「勝っていること」を示すことなのです。
勝てば官軍。勝った方が正義。
ジェンダー炎上ほどこの言葉が完全に妥当する分野もありません。
これはフェミニズムが基本的に女性の運動であることの起因していると思われます。
後に扱いますが、女性というのはそもそも強い者、権力者が好きで、強弱と善悪の区別が本能的にはできない生き物だからです。
したがって勝っている者を見れば「好き!正しい!」となり、負けている者を見れば「嫌い!醜い!悪い!」と繋がってしまうのです。
したがって、こちらが優勢であること、自信があることを見せることが「正当性を示す」ことに直結するのです。
実は前回の法的措置にも、そのような効果が伴っています。
法的措置を取ります、と予告するということは、自分には法の力で相手をやっつけるパワーがある、と宣言するという効果があるのです。すなわち自分の強者性をアピールすることに繋がります。
これによって単に不利益を予告し恐怖を与えるだけではなく、女性たちの嫌悪感自体が弱まるという効果もあるのです。
他にも、たとえばこんな方法があります。
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