【ロンドンオリンピック2012日本体操選手ユニフォーム】
コシノヒロコ氏によるデザイン。
左脇腹に赤い太陽の意匠がほどこされ、そこからうねるように青と白の放射模様が伸びている。
このユニフォームを着用し、ロンドン五輪では内村航平選手が男子個人総合の金メダル、団体男子でも銀メダルを受賞するという輝かしい成績を収めたが、大会後になって韓国側からデザインが【旭日旗】であるとクレームをつけた。
クレームを付けたのは「国連の意を尊重する倫理的ファッションデザイナー委員会」なる団体。
これは同大会の男子サッカー3位決定戦直後、韓国代表のパク・ジョンウ選手が、観衆の投げ込んだ「独島は我が領土」と書かれた紙を掲げる「独島パフォーマンス」を行い、オリンピック憲章の規則50違反に問われた*1ことが関係している。この件でパク選手はIOC(国際オリンピック委員会)からの厳重注意のみならず、FIFA(国際サッカー連盟)からも処分を受けた。
この件の意趣返しとして「日本体操選手のユニフォームは日本軍国主義の象徴であり、政治的パフォーマンスだから日本がお咎めなしなのは不公平だ」と、内村選手らのメダル剥奪まで主張してきたのである。
後の【東京2020パラリンピックメダル】のときと違ってデザイン発表時にクレームがなかったのは、2011年の「猿真似パフォーマンス」から間がなく、旭日旗ヒステリーがまだ浸透していない時期だったからと考えられる。
「国連の意を尊重する倫理的ファッションデザイナー委員会」なる団体の詳細は不明である。
なおスポーツのユニフォームについてはのちには例の【全世界日本戦犯旗退治運動】の【ソ・ギョンドク】教授が、【2014FIFAワールドカップブラジル日本代表ユニフォーム】を批判する際にも旭日旗だと槍玉に挙げている。
参考リンク・資料:
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