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『境界(または、なんで俺が田中東子の擁護なんかせにゃならんのだ)』2024-11-26
※タイトル画像:Amazon検索画面より。
東京大学大学院情報学環教育部・田中東子教授の「裏垢」がBL作家だと判明したらしい。
彼女の専門はメディア文化論・フェミニズムで、かの【宇崎ちゃん献血ポスター事件】において、宇崎ちゃん叩き側の意見(後述)を表明した人物でもある。
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(https://www.iii.u-tokyo.ac.jp/faculty/tanaka_toko)
彼女は「黒澤多香子」名義で、『農業男子』『ひそやかな誘惑~SM小説家の読まれ方』といった、かなり過激な性描写を含むBL本を出していたらしいのである。
このことで一部のアンチフェミニスト――主に暇空茜氏の信奉者を中心とするグループ――が狂喜乱舞しているようだ。彼らにとってこの事実は、「フェミニスト学者が矛盾を晒している」ように見えているらしい。
しかし、そうなのだろうか。
これまでも、性表現規制や「女性の人権」を声高に叫ぶ者が、実は性犯罪者やセクハラ加害者であった――というような事例は幾つもある。
いわゆるツイフェミの仲間として盛んにフェミニスト男性としての立場をアピールしていた【Maggy】が、実は元有名ミュージシャンの強姦魔・二階堂直樹であった事例や、痴漢ゼロを叫んでいた共産党千葉県委員会の元書記長・大西航が性犯罪者であった事例、またX上で女子枠を推進していたお茶の水女子大学の神山翼らがセクハラを行っていた問題などである。
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しかし、彼らと黒澤多香子こと田中東子は大きく違う。
Maggyや神山らがやっていたのは、それ自体が犯罪や、そこまでいかずともセクハラという不法行為である。
田中東子氏のしたことは過激なBL小説を出したということであって、何ら悪いことではない。フェミニズムのそれまでの主張に照らしては後述するとして、少なくとも本来は、犯罪でも不法行為でもなんでもないことである。
本来の身分を隠して偽名で出していたということに目を向けても、そんなことはクリエイターとしての慣習にすら反していない。エロ作品と全年齢作品での活動で名義を分けることも、同一人物だと公表しないことも、いずれもかなり多くのクリエイターがやっていることである。古くは、憲法判例集にも載っている有名なわいせつ文書裁判になった『四畳半襖の下張』は、作者は公表されていないが文豪・永井荷風だとされている。
現在だって、特に女性声優などは、一般アニメとアダルトゲームでの出演名義が分けられていることはむしろ普通のことである。
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