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『表現の自由派が”本当に”自戒すべきこと』2024-11-31

 11月分のマガジン更新について、3回しか更新できなかったため本日の更新を11月分の4回目の更新とさせていただきます。
 このような事態が生じた理由につきましては、下記のポストをご参照下さい。

本編

 さて、本日話したいのは、例の「初音ミクと結婚式を挙げた人」近藤顕彦氏が、先月「ミクさんの下着を買いに行ってきます」とポストした件である。
 正確に言えば、これに一部の表現の自由派が執拗に噛みついた件なのだ。

 フェミニストや保守主義者が噛みつくのであれば分かる。いつものことだ。しかし、これに「表現の自由」を標榜する人々も相当数が噛みついてしまったのである。

 近藤顕彦氏は、初音ミクの等身大ドール(氏は当然数多の初音ミクグッズを所持しているが「結婚式を挙げた」等身大のドールのことを特に「大きなミクさん」と呼んでいる)を所持しており、"彼女”を連れて外出したり、施設に入場を試みることに積極的である。そして、そのことの発信も積極的に行っている。
 その一方で、赴く先の施設の判断は尊重する立場であり、過去にはディズニーランドに大きなミクさんの入場可否を問い合わせたこともある。

 ちなみについ先日、オタク系議員として有名な大田区議会議員おぎの稔氏の結婚式に「夫婦」で招待されるという粋な対応を受けたりもしている。

 さて、先に紹介した「下着を買いに行く」という投稿に、ふだんは表現の自由を標榜している一部の人々が非難の声を浴びせたのである。
 そもそも店舗の方でOKを出したのだから問題はないはずだが、どういうわけか表現規制反対組織「エンターテイメント表現の自由の会」略称AFEEの副代表である「炬燵どらごん」氏もその中に加わっていた。
 AFEEといえば表現規制反対グループの中でも、国政選挙のおりには各候補者に表現の自由についての意識調査をしたり、地方政治家から同志を募っていく「表現の自由を守るための約束」をとりまとめるなど、政治分野への参加に積極的なグループである。

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