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Censoyclopedia:センサイクロペディア

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表現の自由と弾圧・規制に関するあらゆる用語を、作品名・法律用語・人名・団体名問わずに収集するWeb事典です。 できるだけ多くの人に知って欲しいため実質無料ですが、本文後に投げ銭用…
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#像

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※作品のネタバレを含む項目があります。 ※一部項目が『シンカ論マガジン』の内容と重複するため、そちらへのリンクとなっているページがあります。 あ行あ 【会田誠展:天才でごめんなさい】 【アウディRS4広告写真】 【あえてその名を語る愛】 【あおいさん延長お願いします】(※『シンカ論マガジン』記事へのリンクです) 【碧志摩メグ】 【赤ちゃんの写真】 【茜さや】 【あからさまに性的なタマネギ】 【アクセス権】 【アクセル・ワールド】 【アザーワイズ賞】 【アツギ】 【アート

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【ロバート・エドワード・リー記念碑】

 ロバート・エドワード・リーはアメリカ連合国(アメリカ南北戦争の南部側)の将軍。  米バージニア州都リッチモンドには彼の巨大な像が設置されており、台座と合わせて2020年、BLM暴動の高まりに伴い、米バージニア州都リッチモンドにある像の台座には“BLM”などの言葉が無数の落書きをされるなどの【ヴァンダリズム】を受けた。が、あまりにも大きいため、他の【偉人像】がされたようにロープをかけて手で引っ張るようなやり方では倒すことができず、州が活動家などに撤去を求められていた。  6

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【ローズ・マスト・フォール運動】

 【セシル・ローズ像】の撤去を求めた運動のひとつ。特に2015年に起こった、ケープタウン大学エントランスに設置されていたローズ像に対する撤去運動を指す。「ローズは降りなければならない」という意味。  セシル・ローズの像は南アフリカ各地やイギリス本国にも存在し、特に2020年のBLM暴動以後は盛んに撤去運動や【ヴァンダリズム】に遭っている。  学生たちは像に黒いビニール袋を巻き付け「ローズ・マスト・フォール」と書かれた紙を貼り付けるなどの抗議行動を行っていた。  結局、大学の

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【レオポルド2世像】

 レオポルド2世(1835~1909)は第2代ベルギー国王。アフリカのコンゴを私領「コンゴ自由国」とし、天然ゴムを主産業とする利益優先の残虐な支配を行ったことで知られ、その像はコンゴ共和国と本国であるベルギー王国の両国で【ヴァンダリズム】のターゲットになっている。 コンゴ共和国  1967年、レオポルド2世像(1928年に建立されたもの)をモブツ・セセ・セコ大統領が取り壊し命令。2005年に再建するも、のちに市民からの抗議で取り壊し。現在では国立博物館研究所の敷地内に、デ

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【セオドア・ルーズベルト像】

 セオドア・ルーズベルト(1858~1919)は第26代アメリカ大統領(在職1901~1909)。   アメリカ自然史博物館(ニューヨーク市マンハッタン)前に設置されていた銅像が「人種差別的」であるとされ、2022年に撤去された。2020年のBLM運動の狂奔の結果の一つであり、撤去作業には約200万ドル(2億3000万円)がかかっている。  像はノースダコタ州の「セオドア・ルーズベルト図書館」に移動されるという。  同1939年に彫刻家ジェームズ・アール・フレーザー氏が製作

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【マハトマ・ガンジー像】

 マハトマ・ガンジー(1869~1948)はむろん、「非暴力・不服従」の主義で知られるインド独立の父のことである。  彼の像は当然ながら世界各地にある。しかし【偉人像】として非の打ちどころがないかのように思える彼でさえ「著作でアフリカの黒人をインド人より劣ると述べたことがある」「差別的な言葉を使った」という些細な理由で撤去の対象になっている。  2018年12月、ガーナでは首都アクラにあるガーナ大学キャンパスからガンジー像が撤去された。  同大学の学生ナナ・アドマ・アサレ・

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【ポール・クリューガー像】

 イギリス植民地主義によって建国されたトランスヴァール共和国(現南アフリカ共和国)の初代大統領で、同国初期の白人支配者。  首都プレトリアに像があるが、“KILLER KILLER”と赤で落書きされ、像自体にも手や腹部などが血のように赤く塗られている。激化する抗議運動に対応して棒との接近を防ぐため、防護柵が設けられたとのことである。 参考リンク・資料:  資料収集等、編纂費用捻出のための投げ銭をお願いします!↓

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【人魚姫像】

 アンデルセンの童話『人魚姫』をモデルに製作された、デンマーク首都コペンハーゲンの観光スポットとなっている銅像。等身大なためか「世界三大がっかり名所」の1つとしても親しまれている。年間100万人以上が訪れ、日本人には特に人気だという。  その一方で少なくとも十数回にわたり、フェミニストや反捕鯨活動家、人種差別反対運動家などによるものとみられる破壊や落書きなどの【ヴァンダリズム】の標的となっている、原作さながらの薄幸の美少女である。 主な事件 1961年 髪を赤に塗られ、下着

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【トーマス・ジェファーソン像】

 トーマス・ジェファーソンはアメリカ合衆国第3代大統領。アメリカ独立宣言起草者のひとり。  2020年6月14日、オレゴン州ポートランドにある「ジェファーソン高校」のBLM運動の暴徒によって台座に落書きされ、引き倒された。ツイッターに投稿された動画では、引き倒された像の顔にひとりが近寄って顔に唾を掛けている様子が映っている。  台座に落書きされた“SLAVE OWNER”とは「奴隷所有者」の意味。  これは間違いではないが、同時に彼は奴隷制度は廃止されるべきであるとも明言し

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【ダビデ像】

 旧約聖書で巨人ゴリアテを投石によって倒した少年ダビデの像。  なお投石と言われているが素手の投擲ではなくいわゆるスリングショットである。  ダビデ像はミケランジョロ(1475~1564)作のものが最も有名だが、古典的モチーフであるためジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(1598~1680)など複数の作者がダビデ像を作成している。  そのミケランジェロ作のダビデ像のレプリカが2012年、島根県奥出雲町の三成運動公園に建てられた。町出身者の社長さんの寄贈によるもの。同時に【ミロの

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【セシル・ローズ像】

 セシル・ローズ(1853~1902)はイギリスの植民地政治家で、いわゆるアフリカ縦断政策を推し進めた人物。ケープ植民地首相。また鉱物採掘で巨万の富を得て成り上がったことでも知られ、ダイヤモンド最大手デ・ビアス社の創立者でもある。  世界史の教科書などでよく引用される、この風刺画の人物である。  イギリス本国および南アフリカなど各地に像が存在するが、本人の経歴から2020年以前から反植民地主義・反人種差別運動による【ヴァンダリズム】や撤去の対象となっている。  以下はその被

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【ジョージ・ワシントン像】

 言わずと知れたアメリカ合衆国初代大統領の像。  2020年6月18日夜、オレゴン州ポートランド市にある像が星条旗を巻きつけられた後で放火され、その後引き倒された。BLM暴動によって破壊された偉人像のひとつである  報道によると、ジェファーソン高校で集会を行った2グループ“Rose City Justice”“Lavender Caucus”の集会後、20名ほどの者がこれらグループから別れ、犯行を行った。  なおそのジェファーソン高校は第3代大統領トーマス・ジェファーソン

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【ジェファーソン・デイヴィス像】

 アメリカ連合国大統領ジェファーソン・デイヴィスの像。  アメリカ「連合国」というのは南北戦争時に南部諸州が結成した国名で、1861~1865年の南北戦争の間のみ存在した。  ジェファーソン・デイヴィスはその唯一の大統領である。  BLMの狂乱で、奴隷制度などに関わったアメリカの偉人たちの像などの破壊が相次ぐなか、デイヴィス南部大統領の像もまた暴徒によって歓声のなか斧で頭部を破壊され、引き倒された。

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【ジェイムズ・クック像】

 2020年、ジョージ・フロイド事件をきっかけにBLM暴動が激化し、その煽りで奴隷制や植民地主義に貢献した、あるいは擁護したとされる歴史上の【偉人像】が数多く【ヴァンダリズム】の被害に遭っている。  イギリスの海洋探検家であるジェイムズ・クック(1728~1779)いわゆるキャプテンクックの像も、その例外ではない。  2020年6月、オーストラリアのシドニーではハイドパークにあるジェームズ・クック像が落書きされ、犯人が逮捕された。  オーストラリアでは他にキャプテン・ジェイ

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