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Censoyclopedia:センサイクロペディア

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表現の自由と弾圧・規制に関するあらゆる用語を、作品名・法律用語・人名・団体名問わずに収集するWeb事典です。 できるだけ多くの人に知って欲しいため実質無料ですが、本文後に投げ銭用…
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#ロシア

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※作品のネタバレを含む項目があります。 ※一部項目が『シンカ論マガジン』の内容と重複するため、そちらへのリンクとなっているページがあります。 あ行あ 【会田誠展:天才でごめんなさい】 【アウディRS4広告写真】 【あえてその名を語る愛】 【あおいさん延長お願いします】(※『シンカ論マガジン』記事へのリンクです) 【碧志摩メグ】 【赤ちゃんの写真】 【茜さや】 【あからさまに性的なタマネギ】 【アクセス権】 【アクセル・ワールド】 【アザーワイズ賞】 【アツギ】 【アート

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【露軍に関する虚偽情報を広める行為】

 2022年3月4日、ウクライナ侵攻に伴い情報統制を強めるロシア政府が刑法に加えた条項。同日に全会一致で可決した。  新しいロシア刑法では、ロシアの軍事行動に関し「信頼できる情報を装った明白な虚偽情報の流布」や、公の場での「軍事行動停止の呼びかけ、軍の名誉や信頼を傷つける行為」を禁止しており、15年以下の禁錮刑。  またロシアへの制裁を外国や国際機関などに呼び掛ける行為にも3年以下の禁錮刑が科される。  むろん虚偽情報の基準は政府判断によるため、実質的には反戦報道を全面禁

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【セルゲイ・ロズニツァ】

 ウクライナの映画監督で、1964年ベラルーシ生まれ。 『マイダン』(2014)や『ドンバス』(2018)といった作品でロシアとウクライナの歴史的対立を描いてきた。  2022年のロシアによるウクライナ侵攻を強く非難し、当初は侵攻への批判に及び腰であったEFA(ヨーロッパ映画アカデミー)に対し、公開書簡を出して批判。  しかしEFAがロシア排除の趨勢に乗っかり【ヨーロッパ映画賞】からロシア映画そのものを除外する措置を取ることを発表すると、ロズニツァ監督は3月1日、一転して

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【異世界アニメ】

 現実と大きく異なった世界を舞台としたアニメ作品の、一応は総称。  ただし一般的なイメージとしては、コンピュータRPGを模した西欧ファンタジー風「剣と魔法の世界」を舞台とする近年の日本の作品を指す。  もっとも典型的なイメージは「元の世界(現実と同様の世界)では不遇だった主人公が、異世界に生まれ変わり、そこで特異な能力を手に入れたり、移動先の世界では普及していない知識・技能を活用して大活躍する」というもので、その内容から”転生もの”と呼ばれたり、投稿サイト「小説家になろう」

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【DEATH NOTE】

 2003~06年に週刊少年ジャンプで連載された漫画、およびそのアニメ版・映画版などの様々なメディアミックス作品。 「顔を思い浮かべながら名前を書く」だけで人を殺すことができる「デスノート」を拾い、新世界建設をもくろみ犯罪者を抹殺していく”キラ”こと夜神月と、彼を倒そうとする探偵”L”ら司法関係者との頭脳戦を描く。  日本では問題作として紹介されることはあっても法的な規制は受けていないが、諸外国では規制が起こっている国もある。  アメリカでは漫画そのものではなく「手製のデス

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【アンナ・ネトレプコ】

 ロシア出身のオペラ・ソプラノ歌手。  プーチン大統領と近しいとされ、2022年2月のウクライナ侵攻によって、欧米で舞台降板を余儀なくされた。  ネトレプコ氏はウクライナ侵攻反対の立場を、一度は夫ユシフ・エイヴァゾフ氏とともに、のちには個人としても表明しているが、同時に政治的意見の表明を強制することにも反対しており、「プーチンを名指しで批判しろ」という周囲の圧力を拒否した結果である。  彼女はこう述べている。  バイエルン国立歌劇場(独)のセルジュ・ドルニー総裁は、彼女と

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【Z】

 アルファベット文字のひとつ。  2022年2月からのロシア連邦によるウクライナ侵攻によって、この文字を記号として使うことに対し、ハーケンクロイツや、【韓国】が主張する【旭日旗】などのようなZに対するヒステリー化が危惧される現状にある。  2022年3月5日、カタールで開催されたFIG(国際体操連盟)種目別ワールドカップドーハ大会において、平行棒で銅メダルを獲得したロシアのイワン・クリアク選手が胸にZマークをつけていたことで、FIGは彼の懲戒手続きを開始したと発表した。  

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【ヨーロッパ映画賞】

 ヨーロッパ映画アカデミー(EFA:European Film Academy)が運営する映画賞。2022年の賞の候補からロシア映画全般を除外した。  アカデミーはこう述べる。  もともとEFAはロシアによるウクライナ侵攻に対して抗議姿勢を示しておらず、ウクライナの映画監督【セルゲイ・ロズニツァ】氏が2月28日に公開書簡を出すなど、その弱腰姿勢が批判されていた。  しかしEFAが今年の映画賞からロシア映画を全面的に除外する措置を取ると発表すると、ロズニツァ監督は断固としてこ

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【フィンランディア】

 フィンランドの作曲家ジャンシベリウスによる交響詩で、彼の代表作であり、後に歌詞がついてフィンランド第2の国歌と呼ばれるまでになった。1899年作曲。  当初の曲名は”Suomi herää(フィンランドは目覚める)”であり、帝政ロシア圧政下におけるフィン人の民族意識の覚醒を描いた歴史劇の伴奏曲であった。  そのためフィン人の独立運動の高まりに影響を与えることを恐れた帝政ロシア政府は、本曲を演奏禁止処分としたのである。  しかし人々は演奏のプログラムに「フィンランドの春が目

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【1812年】

 チャイコフスキーによる序曲。  作曲は1880年で、ナポレオン1世のフランス帝国軍による侵攻をロシア帝国が撃退したことをテーマとした曲である。  2022年2月のロシア連邦によるウクライナ侵攻に伴い、各地の演奏会などが同曲の演奏中止・曲目変更などをおこなっている。  ただしこの曲のテーマはあくまで「侵略者を撃退したこと」であり、また当時の「ロシア帝国」には、現在のウクライナ共和国も含まれている。  2022年3月1日、明石フィルハーモニー管弦楽団は、同月21日に予定され

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【ユーロビジョン・ソング・コンテスト】

 EBU(欧州放送連合:European Broadcasting Union)が主催する、国対抗の音楽コンクール。  EU参加国でない国や地理上の欧州に含まれない中東などの国も参加しており、1956年より毎年(2020年のみコロナ禍で中止)開催されている。ロシアも1994年以降、20回以上の大会に参加していた。  2022年5月14日からイタリア・ミラノで第66回大会が開催されるのだが、EBUはウクライナ侵攻を受け、今回のロシアの参加およびロシア国民の投票も禁止した。  

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【ワレリー・ゲルギエフ】

 ロシアのサンクトペテルブルグ音楽界を代表する世界的指揮者(1953~)。ヴァレリー・ゲルギエフとも表記する。  ロシア連邦大統領ウラジミール・プーチン氏と親交が深く、2012年の大統領選に対してTVCMでプーチン氏の支持を呼び掛けたり、2014年のクリミア併合にも率先して支持を表明し、ロシア世論に影響を与えた。  2022年2月からのロシアによるウクライナ侵攻に伴い、世界中の音楽界で彼の解任や公演の中止が相次いでいる。  以下はその例。 2月23日 ・ミラノ・スカラ座「

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