3年目の手帳
この手帳の
最初の年の最初の日に書いてあるのは
地主さんと畑の借受契約を交わしたこと
この手帳の
2年目の今日の欄に書いてあるのは
雪が降り積もる中の初詣のこと
この手帳には
その日の空模様と暑い寒いと
その日のからだやこころの具合と
日ごとの畑仕事のあれやこれやと
森里の様子や暮らしのなんやかやを
淡々と書き留めてきた
今年もこの手帳の空欄を一桝ずつ埋めていく
自分の足でしっかりと大地を踏み締めて
一歩一歩、確かな足跡を残すみたいに
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