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大地の微睡み

巣篭もりの小さな生命が目覚める頃と

春の暦はいそいそと

心を吾畠あがはたに向かわせる

けれどまだ

大地の目覚めは行きつ戻りつ

照らされて温もって

霜に降られて凍てついて

繰り返しながら少しずつ

深いところまでほぐされてゆく


三寒四温 夢うつつ

微睡まどろみの中を揺蕩いながら

だんだんと季節が春になっていく

足どりのもどかしさを楽しむように

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