独身者の人口が5割になる日本【孤独をめぐる冒険vol6】
孤独の問題を考えていたら、
以下の本にめぐり合う。
『「一人で生きる」が当たり前になる社会』
荒川和久×中野信子著
日本は高齢国家といわれているが、
2040年になると、人口の約5割が独身で、
高齢国家ではなく、
独身国家になる、という。
・
2040年、
15歳以上の人口が約1億人で、
4600万人が独身。
この独身には離婚や死別も
含まれるというが
確実に、あらたな時代に
突入するという。
・
本書は独身者=ソロ化を
もちろん悪い事としては
とらえていない。
ただ、独身者を既婚者より
一段低く見る仕組みが
今までにあった、という。
つまり、会社のために
働かせるには、独身ではなく
家族がいた方が、養育費、
家のローン返済など、
お金の工面が必要で働く。
つまり企業にとって、
既婚者の方が得なので、
そういう風潮があった、と。
また、ソロ化を
善悪で論じる向きに
疑問も呈する。
一人でいなければ
癒せない傷もある、と。
・
ただ、著者(荒川さん)が
行なった調査では
ソロの方が不幸感は高く、
不幸度がマックスになるのは
男女ともに、40代で
60代になると下がる。
理由は不明というが、
その年代で起こる
ホルモンバランスの関係かも、と。
・
では、その逆の
幸福度は、どうだろう?
それは、自己肯定感で
みることができるといい、
自己肯定感が高い人は、
SNSの画像に現れると。
つまり、自己肯定感の高い人は、
画面のどこかに必ず自分を入れる。
自己肯定感の低い人は、
物しか映っていない・・・・・。
セキュリティの面もあるので、
一概にはいえないと思うが、
男性の場合の
自己肯定感の軸は恋愛で、
女性の場合の軸は仕事らしい。
つまり男は、恋愛に
自信がないから自己肯定ができず、
女は仕事に自信がないから
自己肯定ができない、という。
本書は、それ以外にも
ソロ化と集団化の境界線、
自分とは何かなどと、
2人の知見がつまった
示唆に富む話が
いろいろある。
・
*週1、2回ペースで書いてゆきますので、よろしくお願いします。またnote初心者なので、作法等はわかっておりませんので、いましばらくは容赦ください。
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