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魔力あるフォカッチャ | ヒトサラ社員のリアルめし

火曜日担当、編集部の郡司です。
つい通ってしまう、という店があります。それは、料理がおいしくて、なんとなく居心地がよくて、感覚的にしっくりくる。なんの引力か、はたまた魔力か。今夜はどこで飲もう、と考えれば真っ先にそのお店が思い浮かんでしまうんです。

目黒にある「トラットリア・チャオロ」も、僕にとってそんなお店の一つ。活気があって賑やかなイタリアの酒場っぽい、いい雰囲気のお店です。

一見すると、やや入りづらい感じのビルの地下です。ですが、ずかずか入っていっても誰にも怒られないので、まずは安心して降りてください。

「おいしい店」と「通ってしまう店」の違い

初めて訪れて確かに「おいしい」と感じたはずのに、なぜかその後は一度も訪れていないというお店が、きっと誰しもあると思います。そして、そこには人それぞれ理由があると思いますが、もしも自分がその違いを聞かれたら、

「何か一つ、飛び抜けて心が掴まれるものがあるかどうか」

と答えます。

そして僕にとって、ここ、「チャオロ」では“フォカッチャ”がそれでした。今回はこの、人を惹きつける魔力をもったフォカッチャに焦点を当てて紹介したいと思います。

毎日焼く自家製のフォカッチャ

初めて食べたとき、衝撃的だったのがその食感。ふわふわ、というか、ふかふか、が近い。そのふかふかを噛み締めると甘味がじゅわっと広がるんですが、また塩気が絶妙で甘味を完全に増幅させています。この唯一無二感たるや……。フォカッチャだけでどんどん食べてしまえるという罪深さ。

ちなみに何度か職場の同僚を連れて行ってますが、みんな驚いてくれるので、「そうだろう、うまいだろう…!」と、つい自分がつくっている訳でもないのに嬉しくなってしまいます。

「つけ食べ」で変化する味わい

料理を食べたあとに残ったソースなどを、つけて食べるのもパンの醍醐味ですよね。

例えば、チャオロの人気料理の一つ「北海水ダコの温かいカルパッチョ」。ニンニクの香りとタコの食感がいいこちらも、食べ終わるとオリーブオイルにフライドガーリックとイタリアンパセリが入った「つけ食べ」ソースに早変わり。

こんな風に、フライドガーリックをのせ…

オリーブオイルとニンニクの香りが、フォカッチャの甘味とスクラム組んできます、、、

「トリッパの煮込み」も…

つい先日、たまたまあった「カキのグラタン」も…

もちろん、それぞれの料理だけ食べてもものすごくおいしいのですが、それを食べ終わったあとにはフォカッチャとともに食べる楽しみがある。

食器も綺麗になり、紳士としてのたしなみもクリア。

ランチでもフォカッチャは味わえる

ディナータイムの賑やかなイタリア酒場の雰囲気ももちろん味わってほしいところですが、お近くならばまずはぜひランチで。

フォカッチャはもちろん、サラダ、パスタ、さらに食後のコーヒー(紅茶)が付いて1000円。パスタもサラダも、かなりしっかりとした量が出てくるから満足感がすごい。フォカッチャのおかわりは100円です。

さて、フォカッチャに焦点をあてて語ってきましたが、チャオロの魅力はまだまだそれだけではありません。グリルなどフォカッチャ「つけ食べ」しない料理はもちろん、ワイン、自家製グラニテでつくるハイボール、そして何より金箱シェフ、ソムリエの金丸さんをはじめとるす5名のスタッフさんの元気な温かさ。

今回、僕の筆力では、そこまで書き切れませんでしたが、書き切れなかった部分については、実際にお店で感じていただけたらと思います。

おまけ

ディナータイムはお通しとして、「ボッコンチーノ(一口)の温かいカプレーゼ」。冷たいのしか知らなかったけど、これ毎回の楽しみになってます。

ヒトサラ編集部・郡司 周

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