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その正義間違っていませんか?🤔

こんにちは!心理カウンセラーのHitoeです🌹

昨今、芸能人や政治家の不倫やセクハラなどの話題で相変わらず賑やかで、テレビは朝から晩までたくさんの時間を使ってスキャンダルを放送しています。雑誌やネットもそうした情報で溢れてかえっています。
中には過激なタイトルで人の興味を惹きつけようとして
フェイクニュースすれすれのものも含まれます。

そして、スキャンダルが報じられた有名人は一斉にバッシングの対象になります。マスコミが大挙して押し寄せ、謝罪する様子はある種お馴染みの光景となりました。

マスコミがそれだけ多くの労力をかけてスキャンダルを報じるのは、視聴率が取れるからです。つまり、多くの視聴者はそれを観たいのです。

ではなぜ観たいとおもうのか?

そこに一種の快楽を感じているからです。

恵まれた環境にいた人が没落する姿を目撃することが…
正義の名のもとにルール違反を犯したものを罰することが…
一種の快楽物質を出しているのです。
その裏には陰鬱とした人間の攻撃性が潜んでいます。
 日頃の生活で溜まった欲求不満をそこで解消しようとしているのです。


1・元々人間は攻撃性を持っている生き物

イギリスで行われたある実験があります。
 ある映像を見た時の被験者の脳の活動を調べたものです。

その映像とは、人が殴られているもの。

その映像を見て、被験者の脳で活発に働いたのは島皮質という部分。
ここは不快なものを見たときに反応する場所です。
つまり被験者は、映像を見て殴られた人の痛みに同情し不快に思ったということです。

ところがこの映像を見せる前に、ある情報を与えると脳の反応がガラリと変わりました。

「殴られた人は、殴った人の家族にひどいことをした。これは罰なのです」

すると、島皮質の代わりに側坐核という部分が働くようになりました。
側坐核というのは、人が快楽を得たときに活動する場所です。

つまり、人間は相手がルール違反を犯した悪い人間だと思うと
その人が痛みを受けていても同情せず、逆に快感を覚えるというわけです。

2・快楽のわけ

この仕組みは人間が集団で社会を形成して生きてきたことと関係があります。集団を維持していく上ではルールが必要であり、ルール違反を犯したものは罰せられる必要があります。

しかし、本来人間には人の痛みに同情する本能もありますから
罰を与えることを躊躇します。
その躊躇を乗り越えるため、ルール違反を罰することに快楽を感じるような機能が人間に備わったというわけです。

いじめやリンチなどの行為は良くないと誰もが口を揃えて言うにも関わらず、世界中から決してなくなることが無いのも、こうした本能とも無関係ではと思います。

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3・正義と称し快楽を求める

ルール違反を犯したものに罰を与えることは快楽的です。
そして快楽というのは癖になります。

また次の快楽を得る機会があれば、本能的に飛びついてしまうのです。
むしろ積極的に快楽を得る機会を探すようになる可能性もあります。
正義を行使し罰を与える機会を求めているのです。

こうなるともう
正義を隠れ蓑として自分の快楽を得ようとしているに過ぎません。

それがエスカレートすれば
社会が殺伐として怒りのエネルギーが充満するだけでなく
やがて争いや戦争にまで発展して行きかねません。

4・見極める目が必要

人間の本能は、近代の急激な社会の変化に簡単には追いつけません。
ギャップを抱えながら生きていくのが運命です。

ネットやSNSは便利な反面
暴力性や攻撃性を助長する側面もあります。
人間の集団は時に冷静さを欠き暴走します。
そこには人間の心理を巧みに扇動する者の存在があります。

私たちは怒りや快楽に飲み込まれず冷静さを保つ必要があるのです。

正しさや正義を主張するときは、よく考えてみること。

マスコミやネットニュースに流されず、快楽に負けず
見極める目を養いましょう。

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最後までお読みいただきありがとうございました🌹

hitoe💋


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