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私たちをつくる3つの働き💭

みなさんこんにちは!心理カウンセラーのHitoeです🌹

人間には「知・情・意」という3つの働きがあるのを知っていますか?

私たちはそのバランスによって動いていて、このバランスを意識すること「三点思考」といいます。

「知・情・意」とは、「知性」と「感情」と「意志」の3つのことで、元は哲学者カントが提唱した言葉です。

今回はこの「三点思考」についてのお話です📖

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1・知・情・意とは?

・「知性」とは、知識や思考といったものを活用すること。頭を使うということです。
・「感情」とは、喜びや悲しみや怒りなどのこと。心で感じるということです。
・「意志」とは、意欲や精神力のこと。決断するということです。

 この3つのバランスは人それぞれ強弱があり、それによってその人の特徴が作り上げられているといっても過言ではありません。

そして、この3つのバランスが極端に崩れていると何かしらのトラブルが起こりやすくなるのです。

2・知情意の関係性

ー「知」優位(必要な知識を得てそれを活用したり、物事を考えたりする能力)

知>情・意 ―「知」が優位で「情」「意」の薄い人は自分の利益ばかりを追求して、他人のことをないがしろにしかねない

ー「情」優位(自分の感情も人の感情も大事にする感覚)

(「情」の欠点・瞬間的に湧き上がりやすく、そこに飲み込まれやすい)

情>意・知ー「情」が優位で「意」「知」が薄い人は感情的に極端に暴走しかねない

(特に、人の喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、愛しさ、憎しみ、欲望といった7つの感情は飲み込まれやすい)

「意」優位(意志の力で感情をコントロールする)

意>知・情ー「意」が優位で「知」や「情」が薄い人は他人の意見に耳も貸さずに自分の主張ばかり押し通すような頑固者になりかねない。

このように人間の持つ3つの働きは相互に関係しあっており、そのバランスをとることで大きな力を発揮できるようになります。

どれか一つが強過ぎたり弱過ぎたりすると苦しみを生み出します。

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3・様々な解釈

夏目漱石による知情意
夏目漱石もこの3つの働きについて、『草枕』の冒頭で次のように書いています。

「山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。 知に働けば角が立つ、情に棹(さお)させば流される。 意地を通せば窮屈だ。 とにかく人の世は住みにくい。」(夏目漱石・草枕より)

「知」ばかり先行して動くと嫌われるし、「情」ばかりで動くと流されてしまう。そして、「意」を貫いてばかりだと息苦しい、というわけです。

さらっと語られていますが、これは私たちが生きていく上で常に立ちはだかる大きな課題なのかもしれません。

裏を返せば「知情意の3つのバランスさえちゃんと取れば、たぶん人の世は住みやすい」と読むこともできます。

松下幸之助が語る知情意
パナソニック創業者の松下幸之助もこの知情意のバランスについて次のように発言しています。

この知情意は、人間が人間としての働きを高めていく上に置いて非常に大事な枢軸であります。すなわち、知情意の調和を図り、かつ高めていくことが、人間性を向上させることになると思うのであります。
日常生活を省みても、知情意の不調和からいかに面倒な問題と無用な闘争、損失を引き起こしていることでしょう。
友人同士の間で、「お前はどうも情が薄い」とか、「君は知はあるが意志が弱い」などとよく言い交わすことがあります。(松下幸之助)

この言葉は、知情意の調和を心がけなければならないことを意味しています。
人間性を向上させるとは、「知」「情」「意」の調和を図り、それらを高めていくということだと言っています。また、その不調和が多くの問題や損失を引き起こすとも言っています。

「知」「情」「意」を、それぞれ「賢さ」と「優しさ」と「強さ」と置き換えると・・・

「強くて優しくて賢い」 ── これこそ人間として目指したい姿なのではないでしょうか🌹

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4・まとめー補ってバランスを整える

松下幸之助の言葉にもあったように、物事がうまく運んでいない時は、この3つのいずれかが欠けていることが原因かもしれません。

知識が足りない
優しさが足りない
意志が欠けている

また、人によって失敗するパターンがあるはずです。それはこの3つの何かが欠けていたことが原因かもしれません。

そんな時は、自分にとって足りてない要素を補って知情意のバランスを整えてあげることで問題が解決する可能性があります。

この3つのバランスを取ることはとてもパワフルです。足りていなかったものを補えば、物事はスムーズに進展してくかもしれません📖

最後までお読みいただきありがとうございました🌹

Hitoe💋


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