人生は自分との対話
今年も庭にこのエビネ蘭が咲く時期が来ました。
この花は13年ほど前に、ある方から苗を2本ほど頂きました。それが少しずつ増えて、今は10本くらい咲きます。
日陰の涼しい所にひっそりと咲きます。
この花が咲く度に、亡くなられた彼女を思います。
もう顔もはっきりとは思い出せませんが、聡明で優しく、細やかな気配りのある女性でした。
がんの手術をして、5年目の再発でした。
「5年たったら一区切り、お祝いしなくっちゃ」と話していたのに、あっという間でした。
今日は元気でも明日はわからない。
一日一日がとても大事なかけがえのない日々なのだと改めて思います。
最近、仕事を辞める日が近づいて、ゆっくりと好きなことに集中出来る時間ができたからか、色んな事を考えるようになりました。
今日はヨガをしながら、ふとこんな言葉が降りてきました。
「人生は自分との対話」
今の私の状態なのかもなと思いました。
ダメな自分も、情けない自分も、頑張ってる自分も、全部向き合って、許しながら、励ましながら生きています。
穏やかで時々薄日の指す曇り空の4月末です。
彼女との思い出に心を寄せながら庭のエビネ蘭を眺めていました。
自宅の裏にまわったら、コンクリートの隙間から出た白い花が、とても可愛く咲いていました。