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ゆっくり、のっそり。速さの世界からいち抜けた!
ここ数日なんだか死んだように落ちていた。(落ちてただけで、落ち込んでいたわけではない。一応。)
久しぶりにこんな感じで落ちて、でも久しぶりに特に理由もなくて。携帯は見たくないし、PCも開けない、本も読みたくないし、ただただぼーっとしてたい。一応お茶だけ淹れてみる。そんな感じ。無気力、というのに近しいのだろうか。だけど、前みたいに焦りも特にないからまだ助かる。早くこのダウン状態から抜けなきゃ、頑張らなきゃ、とりあえずいい状態にならなきゃって思って、すごい勢いで切り替えて抜け出すことが多かった私だけれども、今は一切の焦りがない。
ここ最近、日記をつけ始めてから気づいたのが、こんな一日でも実は「何か」はしているということ。お金になることや目立って達成感のあることではないけれど、自分としては大切に行なっている「何か」。永遠と家の片付けはしてたり、今日はこんなダウン状態でもずっと作りたかった食器棚を作れた。一件だけでもLINEの返信できた、観たかった映画のプロローグだけ観れたとか、そんなこと。
どれだけ動いていない日でも、どれだけダウンしてる日でも、私はちゃんと進んでるってこと。それに日記をつけ始めてここ1ヶ月くらいで気がつけたのは大きい。
私はものすごいスピードで進むうさぎじゃないとダメだとずっと思ってた。結果、最初にたどり着くのが亀だとは知っていても、やっぱりわたしはうさぎになりたかった。目立って速くて、強くてかわいい。でも、こうして自分がゆっくりしか進めない亀の立場になってみて、亀の世界を侮っていたことに気づく。ゆっくりで疲れなくて、でも確実に進んでいて、余裕がある。周りの速い人と比較して落ち込むこともないし、自分は自分のペースで進みたいように進む。余裕があるから道端に咲く小さいお花に気付けたり、小さい幸せを見つけながら進める。
今のわたしは亀さんと違って、まだ自分が遅いことで周りと比較してしまう癖は抜けていない。あの人はあんなに速く進めていいな、あんなに強くていいなって。でも、わたしはわたしのスピードで進むことが「わたしの」幸せへの近道であって、誰かと同じ歩幅で同じスピードで進んでも、「わたしの」幸せには、逆に遠回りだったりもする。速ければいいってわけでもないのだ。
そろそろそれにちゃんと気がつけるようになってきたわたしも、ちゃーんと成長しているということ。もういい加減、速さで競う世界からはいち抜けしよう。自分で自分の幸せの定義をしっかり持とう。そしてそれだけしっかり大切に抱えて生きてさえいれば、なーんにも不安なんてないし、怖いものなんてないんだから。
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