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ひとり親が資格を取る時に使える給付金
私がFPや社労士の資格を持っているからかもしれませんが、最近、ご相談で、資格の話が出ることが増えました。
人生100年時代、女性も長く働くために何か資格を…と考える人が増えていることだと思うのですが、独学で取るには難しい資格も多く、資格の学校に通うとけっこうお金がかかりますよね。
そんな時に使える制度があるのでご紹介しますね。ひとり親向けのものも一般のものもありますよ!
(筆者:久保田)
①一般教育訓練給付金
きちんと講座を修了すれば、資格講座の受講料の20%(上限10万円)が返ってくる制度です。知ってる人、利用したことある人も多いのでは??
初めての利用の時は、雇用保険に入って1年働くと資格が得られます。(2回目以降は3年必要)
割と知られていないのは、実はこの制度、20年前の雇用保険の加入履歴でも使えるんですよね。原則は雇用保険に加入して働いている期間、もしくは退職後1年以内に申請なのですが「子育てや病気でキャリア中断中でした」という申請をするとOK。
なので「最近、ずっと雇用保険に入って働いていないからムリだわ」と思ってらっしゃる方も、以前の加入履歴を使って申請可能かもしれません。
気になる方は、身分証明書をもってハローワークにGO!GO!
資格があるかないか、すぐに調べてもらえますよ。
②特定一般教育訓練給付金
①と似ていますが、即就職につながるような、高度な資格が対象になっているのが「特定一般教育訓練給付金」です。
受講料の40%(上限20万円)が支給されます。
①と違うのは、講座申し込みの前にキャリアコンサルティングを受講して、ジョブカードを発行してもらう必要があることです。
③専門教育訓練給付金
①②よりも専門的な資格を取ったり大学に戻ったりする際に使える給付金です。受講料の50%が返ってくるうえ、1年以内に資格を使って就職すればさらに20%が返ってきます。
もし、仕事を辞めて大学に通うなら生活費の保証を受けられる場合も。
①②③ともに、ネットで「教育訓練給付制度 指定講座」で検索して、ご自身の受けたい講座が対象かどうか調べてみてくださいね。
④ひとり親家庭自立支援教育訓練給付金
①②③はハローワークで申請でしたがこちらは市役所で申請になります。
対象となる講座は①②③と同じ。受講料の60%が返ってきます。これはうれしい!
注意点は、講座を申し込む前に必ず市役所に相談に行くこと!講座申し込み後は対象になりませんので気を付けましょう。
また、一生に一回しか使えないので、どの資格のどの講座に使うかは、よーく考えてからご利用くださいね。
いかがでしたか?
キャリアアップ以外にも、教養を高めるための講座もたくさんあります。
「新年度、新しい学びを始めてみようかな?」とお考えなら、ぜひチェックしてみてくださいね♪
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相談の内容がまとまっていなくても、大丈夫ですよ。