離婚に向けて 財産分与
わける財産がなかったから、話し合うことすらなかった。
でも、今思うと、本当にそうだったのかな？
あの時は、冷静ではいられず、掘り下げて確認する事を怠った気がする。
改めて調べてみた。
そもそも、財産分与するのかどうかは、夫婦の判断に委ねられており当事者の自由。また、状況によっては財産分与を拒否することもできる。
清算的財産分与
婚姻期間中に夫婦で協力して築き上げた財産を公平に分配する財産分与。
私の場合、夫婦で協力して築き上げた財産は、、、ない。
振り返ってみると、全て、日々の生活にきえていっていた。
まずまず、将来の貯蓄や生活費のことをうやむやにしていたことに問題がある。主たる生計者の元旦那を尊重しているつもりだったが、現実から目をはなしていただけだったんだ。
お金の話って、切り出しにくいけど、家族としてやっていくなら、話すべき大切なことだったんだと改めて反省した。
財産分与の対象になる資産リスト
婚姻中期間中に取得した次のような資産が対象となる。
①現金 ②預金 ③車 ⓸株 ⓹退職金 ⑥年金
⑦解約返戻金が発生する保険 ⑧不動産
それぞれの項目で漏れないように情報収集し整理しておくのがよさそうだ。
かなり労力がいる作業になりそう。
年金以外は、速やかに対象外と判断した自分を反省している。
不動産も、私の親の家に二世帯住居として住まいしていた為、元旦那がでていくのみで解決した。現金、預金も車も株もなしだけど、退職金は、、少しはあったんじゃないかな。。。
公平に2分の１づつ分け合うのが基本ルールですが、
一方がギャンブルなどで激しい浪費、逆に一方が特殊な才能・特技で財を成した場合は貢献度合いにより分配を検討する場合もある。
扶養的財産分与
夫婦のどちらか一方が経済的に困窮することが明らかな場合に、経済的に自立するまでの生活を補助する目的で支払われる財産分与。
あくまでも、生活を補助するのが目的なので、通常、物品ではなく、毎月一定額の現金を一定期間受け渡します。
慰謝料的財産分与
離婚に至った原因が、相手の不貞行為（浮気・不倫）やDV・モラハラなどの不法行為があったときに支払われる財産分与
通常の慰謝料は金銭で支払われるが、慰謝料的財産分与は、金銭以外のマイホームや自動車などの財産を渡して解決することも可能。
離婚すると決めたなら、きれいごとなど言ってはいられない。
離婚後の収入確保のため、遠慮せずに事務手続きをすすめていきましょう。
自身の財産を減らさないために・・・
早急に手をうってから、ホッと一息つきましょう
共有で口座引き落としにしているものは早めに整理しましょう。特にスマホの名義や支払いの『デジタル別れ』を侮ることなかれ！けっこう手間がかかる。
スマホの名義を夫にしている場合、離婚前に手続きをしないと、離婚後は手続きが面倒になったり、手数料が発生する可能性もあるようです。
私の場合、口座引き落としではなく口座振込みにしていました。（元旦那が口座引き落としを嫌がり、毎月、コンビニに振込み。なんか、せこい男）
当時、ガラケーの私は月3,000円程の所、元旦那はスマホで月8,000円程かかっていました。また、離婚の数か月前から”課金ガチャ”なるものをやり始め、数万円単位の請求から5万円になった時には、怒りがこみあげ、ご免こうむる思いで、キャリア窓口へかけみ、支払を分ける手続きをしました。
ところが、翌月、私の口座から元旦那の分も引き落とされているではないですか！？しかも、また課金ガチャ代が数万円に膨らんでいる。元旦那のスマホ代を肩代わりするのも腹立たしいが、私が離婚手続きに必死な間もガチャをしているなんて、あきれる。。。
怒りを抑えきれないまま、再びキャリアの窓口にかけこみました。離婚という慣れない言葉を、この時ばかりは、ためらいもなく「離婚のため、支払を分ける手続きをしたはずですが。」と感情あらわに訴えました。
私の形相が尋常じゃなかったのか、後方から店長がでてきて、無表情で対応し始めました。この店長こそが、元々、手続きした人だったと気づき、余計に腹立たしい。離婚はこっちの都合だけど、この時間を割くのにも必死の思いできてるんだよ。二度手間なんてありえないんだからー。
元旦那への腹立たしさが、店長へ切り替わり、怒りに拍車がかかる。元旦那分の返金を訴え、店長の拒否も押し切り、やっとの思いで取り戻した。
赤の他人のスマホ代をなぜ支払わなければいけないんだーーー。
情けなんて、もうない。
その後のことは知りませんが、離婚数か月後に、元旦那のスマホへの通信が途絶え、電話しても、停止されたことを匂わすアナウンスが流れるだけでした。以降、音信不通です。。。
離婚しようとしたら、思いがけないことが次々に起きてきます。すべてが想定外で、脳は常にひっ迫状態。感情は凍てついた状態。
話は脱線しますが、離婚後しばらくして、前より言葉がでにくいし、記憶力が低下したなと感じ始めていました。思考がうまくいかず、ループするような感覚もあります。なぜだろうと不思議でしたが、
大きなショックは、脳細胞を破壊し、
感情や記憶を司る前頭前野の機能を低下する
という研究発表を知って納得。自分のバッファを超えるストレスが
精神にも身体にも影響を及ぼしていたんだ。改めて、たいへんだったねと自分をねぎらいたい。
離婚した人、離婚にむきあっている人、離婚を考えている人、離婚が少しよぎっている人、（人にもよりますが）離婚は10年寿命を縮めるほどの負荷はかかります。
でも、自分の人生と向き合っているあなたには、必ずよかったと思える日がきます。私の実体験が少しでも参考になればうれしい。そんな思いでつづっています。
最後までおよみいただき、ありがとうございます！！