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わが家にひとりスペース併設しました!

カフェで勉強はあり?

20年ほど前は、カフェで勉強や仕事をするなんて考えられなかった。高校受験を控えた娘が「カフェで勉強してきていい?」と言ってきた時はびっくりした。えっ?中学生がカフェ?1回、最低300円はかかるよね。月いくらになる?塾の自習室使えばいいんじゃないの?家でしたら?と色々いってみた。「あの子もこの子もしてるよー」と言われ、耳を疑ったけど、高校になると当然のように学校、塾、カフェと勉強場所をはしごする。今や勉強も、ワーケーションの時代。娘に連れ立ち私もカフェで過ごしてみると、意外と心地よく落ち着く。集中力がまし、ゾーンにはいれる。

図書館の席取りで早くから並び、雰囲気のある音楽も流れない静まりかえった窮屈な空間で、なんでもかんでも競争させられた時代は古い。令和の学生は、なんと優雅で贅沢なんだろうか。

なんとか家でも同じような空間をつくれない?

と思い立ち、レイアウトを考える。
結婚当時から、二世帯住宅で住まいしており、両親の家の一角が私たちの居住空間となっている。広いとも狭いとも言えず、2人にはちょうどいいサイズ感のスペース。キッチン、リビング、娘の部屋兼寝室とほぼオープンで、2人のプライバシーも常にオープン。今更ながらに、ひとりになる空間は必要だと思い始めた。
荷置き状態の勉強机を壁に直角に配置したら、いとも簡単に個室ができあがった。部屋の明かりを消し、デスクライトを灯す。Spotifyでスタバのバックミュージックを流し、いれたてのインスタントコーヒーをすする。
もうこれは、自称スターバックスカフェだ。意外と簡単にワーケーションスペースが作れてしまった。娘には「前からあったら、ここで勉強したのにー」と言われたが、今もこたつに入り浸っている。
そういえば、娘の高校受験期はちょうどコロナで自宅勉強が始まりだしていた。塾もオンライン授業になってしまい、娘はずっと家にいた。今思うと異常だったな。その時に購入した電気足温器が、この個室に役立つ。完璧だ!

カフェでの勉強は優雅だけど、その出費という代償は大きい。ちまちまと節約している庶民には痛手だ。簡単決済で、値段を意識せずに支払える世の中。お金の価値、感覚を麻痺させる。500円以上のドリンク片手におしゃれにカフェで過ごす学生諸君よ、『節約』という文字を知っているか?
24時間営業フリードリンク制のコスパ最強個室を、ぜひ利用してくれ!

私はひとりで、自分の作った個室に満足。noteをかいたり人生後半に向けた学びを始めようと、久々にわくわくしている。



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