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ふつう。

おまえ普通のヤツだな。そう言われるかもしれない。
正月のために豆を煮ながら考える。昨日、近所の豆だけ売っている豆屋で豆を仕入れることができた。本来、料理には疎いほうだが、今年は正月料理をいくつかトライしてみるつもり。別になんの気合いもてらいもなく、だ。

ふつうなんてなりたくない、特別になりたい、と思っていた時期もあった。どうしても、ふつうになれない、と悩んだ時期もあった。でも今は。ふつうであって、特別である、が心地良い。豆屋が豆だけに異常に詳しい商売をしている。当たり前だが、清々しいなと思えた。

子どもが中学受験をしている。中学受験をすることは、ある意味特別であって、でもありふれた、ある意味つまらないことでもある。大学受験もそう。ふつうに資格試験を受けて、仕事をしている。その権利を得ていることはある意味特別かもしれないが、そんな人はわんさかいる。ええ、あたりまえの話をしている。

当然ながら問題はそこではなくて。そこを言う奴は当然ながらほっておいて良し。ふつうの先を見よう。

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