#35 自分を愛するためにやめること|教員の負担を減らす選択の仕方
#21までは教員としての「キャリアの在り方」について記事を書いていましたが、少し趣向を変えて「心の持ち方」について書いていきます。
新たに心の調整をして、少しでも多くの教員の方の力になれることを目的にしています。
改めて、私について「どんな人間なのか」「どんな世界を目指しているのか」は#1に書いているので、初めて記事を読む方は下記を読んでいただけると嬉しいです。
そして、会社の理念、私の想いでもある"すべての教員に光を"を体現すべく、2025年はたくさん仕掛けていきます。そのうち1つで、近々note有料記事をアップします。
普段の投稿では伝えきれない、さらに深い自分自身の過去や生き方、元教員という経験から今後どのような取組で、どのようなマインドで世界を変えようとしているのかを本気で伝えます。
本題に入ります。
授業の準備や子どもたちの指導、保護者対応、会議、部活動など、仕事に追われる日々の中で「自分を愛する」という感覚を忘れてしまうことがあります。
「もっと頑張らなきゃ」「やらなければならない」という思いに縛られているあなたへ、今回は教員の負担を減らすための具体的な選択の仕方を紹介します。
「やめること」の大切さ
まず知っておきたいのは、すべてを完璧にこなす必要はないということ。
やめることで自分を楽にし、結果として仕事や生活の質が向上していきます。
1. 「やらなければならない」思考を手放す
教員としての使命感から、「これもやらないと」「全部完璧にしないと」と思っているはず。
ただ、この考え方が負担を増やして心身を疲弊させる原因になっていることもあります。
「やらない選択」は教員としての責任を放棄することではなく、むしろ自分を守るための賢い判断。
2. 「頼ること」に罪悪感をもたない
多くの教員が「自分でやらなければ」という思い込みをもっていますが、仕事を他の人に分担してもらうことは悪いことではないです。
同僚や管理職、あるいは生徒自身に適切に頼ることで自分の負担を減らすことができます。
「頼る」ことは、チームの一員としての協力関係を築くための大切なスキル。
3. 「優先順位をつける」勇気をもつ
教員の仕事には多くのタスクがありますが、すべてに同じエネルギーを注ぐ必要はないです。
「最も大切なことは何か」を明確にして、それ以外のタスクは後回しにするか、簡略化します。
時間は有限。優先順位をつけることで、エネルギーを効率よく使えるようになります。
「やめること」を実践する具体例
ここからは、実際に「やめる」ことで負担を減らして自分を大切にするための具体例をいくつか挙げます。
1. 完璧な授業準備をやめる
授業準備に時間をかけすぎの人がいます。
もちろん準備は大切ですが、完璧を目指しすぎると時間がいくらあっても足りない。生徒たちはあなたが用意した「完璧な教材」より、あなた自身のエネルギーを必要としています。
2. プライベートを削るのをやめる
「仕事が忙しいから」と、自分の趣味や家族との時間を後回しにしすぎの人もいます。
プライベートの充実は、仕事へのモチベーションを高めるエネルギー源。仕事とプライベートの境界線を引くことを意識します。
3. 無駄な会議や業務を見直す
職場の会議やルーティン業務に、時間を取られすぎる人もいます。
「本当に必要な業務なのか」を見極め、削減できるものは管理職に提案してみます。
4. 他人の期待に応えすぎるのをやめる
「期待されているから」と他人の希望をすべて受け入れることは、あなた自身を苦しめることに。
時には「NO」と言う勇気をもつことも大切。
5. 長時間労働をやめる
「時間=成果」ではない。むしろ、長時間働きすぎることで効率が下がって体調を崩してしまうこともあります。
定時退勤を目指し、自分の時間を確保しましょう。
自分を愛するための「やめることリスト」
最後に、自分を大切にするためにやめるべきことを、リストにしてみます。
リストに書き出すことで心が軽くなり、行動に移しやすくなります。
「やめること」は、自分を愛するための大切なステップ。
「すべてをやらなくてもいい」ということを、ぜひ今日から意識してみましょう。
これから目指す世界
"すべての教員に光を"
教育は大人がつくるものです。
教育者が輝き、教育機関が進化する世界を創ります。
具体的には、直近で下記を実現させます。
現役教員限定コミュニティ
仲間・挑戦・業務負担軽減をテーマに"自分らしさ"を創り出します。職員室改善プログラム
学校教育機関に向けて、職員一人ひとりの"自分らしさ"を創り出す戦略を提案します。
大人の人生が変われば、子どもの人生も変わります。
教員としてではなく、教員と教育機関を支えるパートナーとして生きていきます。
最後に
本気で自分のキャリアについて考えている方は連絡ください。
人生を本気で変えてみせます。
後藤 裕磨