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#42 「教室と家庭をつなぐ時間術」|教員が実践する仕事と家庭の両立方法

こんにちは、hitorigotoの後藤です。

これまで、「キャリアの在り方」「心の持ち方」に焦点を当てて記事を書いてきましたが、私の根底にあるのは"教員の自分らしさ"を創り出したいということです。そのために必要だと思うことを、各要素ごとにまとめています。

そこで、今回からは教員として働く中での家庭との向き合い方について書いていきます。ワークライフバランスという言葉が世に広がっている中で、この家庭との両立が難しいのが現実。私自身が一般企業への転職も経験していますが、だと感じています。そこで、私なりの知見から皆さんに共有できることを記事にしていきます。

本題に入ります。
教室での準備や授業、部活動の指導に加え、保護者対応や事務作業まで、気づけば仕事に生活の大半を占領されているという声を今でも耳にします。一方で、家庭の中でも家族との時間を大切にしたい、もっと家族に寄り添いたいという想いを抱えている教員も多いのが現実。
今回は、教室と家庭をつなぐ時間術をテーマに、仕事と家庭のバランスを保ちながらどちらも充実させる方法について書きます。


 仕事と家庭の線引きを明確にすること

1. 仕事の「持ち込み」を減らすための工夫

教員は授業準備や資料作成を家に持ち帰ることが日常化しがち。ただ、家庭に仕事を持ち込むことで家族との時間が犠牲になるばかりか、家庭内でのリフレッシュも難しくなります。そこで、下記を有効活用することをおすすめします。

・業務のタイムボックス化
→学校内で作業時間をあらかじめ設定し、その時間内に終わらせる意識をもつ。例えば、授業準備は朝の1時間と昼休みに集中するなど。
ツールの活用
→Google Docsやテンプレートを活用して、作業効率をアップする。

2. 家庭に「オフ」の空間を作る

家庭では仕事の話題を控え、「家族の時間」を大切にする工夫を取り入れます。例えば、家族との会話や食事中はスマートフォンやPCを遠ざけるなど、オフの空間を意識的につくることが有効です。すぐにできそうなことなのに、案外やっていない人が多い印象です。

完璧を求めない働き方にすること

1. 「やらないこと」を決める勇気

教員の仕事には、すべてを完璧にやりたいという気持ちがつきもの。しただ、それは時に負担を増やす原因になります。

・「絶対に必要なこと」と「後回しで良いこと」を仕分ける
→授業準備や生徒指導は優先度が高いが、細かな装飾や過剰なプリント作成は減らせるはずです。
・「捨てる」勇気をもつ
→例えば、全員に同じ指導をする必要がない場合は個別指導に切り替えて負担を減らす。 など

2. 家庭でも「最優先」を意識する

家庭では「短い時間でも濃密に過ごす」ことを意識することで、忙しい中でも充実感が得られます。

・子どもの話を聞く時間を10分でも確保する。
・家族で一緒に簡単な家事や料理をすることで、コミュニケーションを深める。

一人で抱え込まないこと

1. 家族とのタスク分担を考える

家庭の中では、「教員だから」と無理をせずに家族とタスクを分担することが大切。

・子どもに簡単なお手伝いをお願いする(皿洗い、ゴミ捨てなど)。
・配偶者やパートナーと事前に家事分担を話し合う。

2. 家族との「共有時間」を計画的にもつ

家族と一緒に過ごす時間を事前に計画することで、日常の中に「特別な瞬間」を作り出せます。

・毎週末に家族で散歩をする習慣を作る。
・年に数回、家族旅行や遠足を計画する。

自分の時間を守ること

1. 自分だけの「リフレッシュ時間」を確保する

教員は仕事と家庭に全てのエネルギーを注ぎがち。ただ、まず自分が満たされていなければ、どちらも上手くいかないです。

・毎朝15分の散歩やストレッチを日課にする。
・趣味や読書、カフェタイムなど、自分を癒す時間をもつ。

2. メンタルヘルスを意識した自己管理

心身の健康を維持するために、以下を取り入れてみます。

・日記を書く
→一日を振り返ることで、自分の気持ちを整理しやすくなります。
・簡単な瞑想
→仕事や家庭で感じるストレスを軽減し、気持ちをリセットする効果があります。

地域や仲間とつながること

1. 職場の同僚と協力して業務を分担

学校内で同僚と業務をシェアすることで、負担を軽減できます。特に以下の工夫をしてみます。

・授業案や教材を共有する。
・行事やイベントの役割分担を明確にする。

2. 地域のサポートやリソースを活用する

地域の支援サービスやサポートを活用することで、家庭と仕事の両立を助けることができます。

・地域の保育サービスや子育て支援センターを活用する。
・地元のボランティアやコミュニティ活動に参加し、心のリフレッシュを図る。

バランスは「つながり」で生まれる

教室と家庭の両立は、単に時間をやりくりするだけではなく、「つながり」を意識することが重要。仕事を家庭に持ち込まず、家庭での時間を意識的に大切にします。さらに、自分自身のリフレッシュや周囲の協力を上手に活用することで、仕事も家庭も充実させることができます。
教員という責任ある職業だからこそ、心の余裕を持つための時間術を実践し、教室と家庭の両方で輝く毎日を目指してみましょう。

これから目指す世界

"すべての教員に光を"

教育は大人がつくるものです。
教育者が輝き、教育機関が進化する世界を創ります。

具体的には、直近で下記を実現させます。

  1. 現役教員限定コミュニティ
    仲間・挑戦・業務負担軽減をテーマに"自分らしさ"を創り出します。

  2. 職員室改善プログラム
    学校教育機関に向けて、職員一人ひとりの"自分らしさ"を創り出す戦略を提案します。

大人の人生が変われば、子どもの人生も変わります。
教員としてではなく、教員と教育機関を支えるパートナーとして生きていきます。

最後に

本気で自分のキャリアについて考えている方は連絡ください。
人生を本気で変えてみせます。

後藤 裕磨

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