私の”人生のコンパス”

”人生のコンパス”という表現は前田裕二さんの「人生の勝算」という著書に何度も書かれていた言葉です。

私がまさにその時人生のコンパスを見失って日を過ごしていることに気付かせてくれた大切な1冊の本です。

過去にも度々そういうタイミングがありました。自分の人生について、自分の幸せや夢について考え直すタイミングが。今思うと、そこで自分のコンパスを確認していたんだと思います。その時はコンパスなんて思いながら考えてないけど、嫌になるほど自分と向き合って、その時の自分なりに進む方向性を持って、そしたらあとは自信持って進むだけ。

もともと目的や理由が無いことに力を注ぐのができない人間で、腑に落ちないことは全力では頑張れない。みんながやってるから…とか、前からこういう決まりだから…とか、ただそれだけの理由では納得できない、かなりややこしいやつ。笑

そんな自分を否定するわけじゃなく、だからこそ、私には常に自分の中にしっかりした指針”コンパス”が無いと、前に進む力強さがなくなるんだなあ、と改めて今回気付けました。

なんとなくで、どこに向かってるかもわからず、でも全然今の自分に納得いってない、むしろそんな自分に嫌悪感でいっぱい。それが最近の私でした。


コンパスの軸はぶれない

私も過去ずーっとコンパス持たずに歩いてきたわけじゃなく、その時の、その時点での自分なりには持っていたと思う。過去に自分と向き合った経験とか経緯はものすごくよく覚えてて、間違いなく転機のタイミングになってると思う。

大学3回生の冬、就職活動の時期、初めて”仕事”について考えた。

就活が解禁されたら、とりあえず名前知ってる会社にエントリーして、志望動機書いて、それを何十社もひたすら繰り返し…って、みんな当たり前にやってたけど、私は何がしたいかもわからないのに、とりあえずで就活を頑張れるほどの器用さも柔軟さもなかった。

何がしたいのか、何になりたいのか、どんな仕事に就きたいのか、、、

そもそも大学卒業後、働くのかどうか、、、

毎日泣きながら考えて笑、なんで泣くねん笑

たぶん自分自身と向き合ったり、答えの出ないことに向き合う苦しさに対しての涙。笑

結局、私はやりたい仕事で選ぶんじゃなくて、何をしてる時が幸せか、とか、何に興味があるか、から考えることにして、それができる仕事って何かな?って後から仕事を当てはめることにしました。

その時の自分なりに出た答えは

・自分のこと考えてる時じゃなくて、人のために何かするのが結局一番自分が成長してるかも…

・人の価値観とか人生観に触れることが好き!楽しい!

・だからなるべく色んな経験をしてる色んな人と直接関わりたい!

・一瞬の出会いより、長く同じ人との関係を大事にしたい。

みたいな、感じです。

もっと掘り下げるとそれぞれにベースになった過去の経験とか紐ついてくるけど、長くなりすぎるので。

それで、それが叶う仕事を探した結果、コンサルに行き着いたわけです。私がやっていたのは会計事務所系列だったので、税務会計に特化していましたが、それも運が良かったと思っています。

お金の悩みはどの経営者にも付いて回るし、中小企業の社長にとって税理士は他の士業よりも身近な存在だったので、お金以外のプライベートな相談もたくさんしてもらえました。

悩んで悩んで、アホみたいに何故か泣きながら悩んで笑、結果的には好きなことを仕事にできていました。

それはあのとき、自分の中にはっきりコンパスを持って進んだから、たぶんどんな選択をしても、間違わなかったと思います。


それが働いて何年か経つうちに、持ってるはずのコンパスを見失ってて、誰のために何のために働いてるのかわからなくなってた。

ずーっとモヤモヤしてる感覚だけがあって、でも何も行動しない、変えようとしない自分にもイライラしてて、日に日に自分のことが嫌いになって。


で、そんな中でこの本に出会って、

もう一度、立ち返るために”人生のコンパス”について考えてみました。



また自分と向き合って、頭の中整理してみたけど、

やっぱり全然変わってなかったです。

あのときに考えてたことと軸は全く同じで、むしろそれに新しく色々と肉付けされてきた感覚さえある。

もうそっからみるみる前向き。笑 

やっぱり私は誰かのために動くことが合ってるし、それが結局自分のためになっている、

人の価値観とか人生観に触れるのが大好きだし、

熱くて前向きで志を持った人達にもっと出会いたい。

夢とか言っても笑わないような人たちと一緒にいたい!


「自分の人生を通して誰かの生き方に前向きな影響を与える」

これが私の夢で、私にとっての一番の幸せを感じられるコト。

と今は感じています。


まあ漠然としすぎてますが、やりたいことの中身とか行動とか、やってる仕事の内容がこれから変わっていくことはあっても、自分のコンパスの軸は変わらないんじゃないかな、と今のところ思っています。

自分にとって”人生のコンパス”という表現が腑に落ちたので、頻発してしまってますが笑、これからもきっとことあるごとに言うと思います。

やっぱりコンパスのある人生と、そうじゃない人生だったら、力強さが違うのは当たり前です。

そんな当たり前のことでも、たまに忘れちゃうけど、

わかってても難しいからこそ、ずっと模索し続けるし、考え続けるし、行動し続けるんだと思うし、それをも含めて人生楽しめるような人でありたい!!

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