非正規雇用時代の思い出②ー2社目
※10年以上前の話。
契約社員→正社員登用のある派遣の職場の二社目はメーカーだった。
まずは紹介予定派遣で入り、契約社員へ登用、そして次は正社員になるはずだった。
残業の少ない環境だったけれど、その分給与は低かったし、昇給も無かった。 同じ部の在籍10年以上の女性も、10年間全く昇給が無いと聞き、おそらくは管理部門というだけでノンコア扱い、企業文化として昇給が無いんだろうと推測した。 その後も紹介予定派遣を採用していたけれど、契約社員へ進む人は私以外は居なかった。 その後、他のグループ会社から人を異動させて増員した。
一方で、年収1千万近い条件でマーケティングの部長が入社した事もあった。 (1年後に何の結果も出さずに退社された)
社長はプレジデントを愛読し、それを読んでは記事を部下に紹介し、
オフィスをきれいにすれば業績が上がると信じ、机の上に物を置くなと命じたりしていた(創業者であり、かなり高齢でもあった、今は引退されているのか役員名簿から消えている)
契約社員のままなら居てもいいかなと思っていた。 正社員になると漏れなく毎年「目標管理」の業務が増える。 昇給も無いのに毎年課題を作成して難易度を測る意味、何の儀式なのか。
正社員登用の話が来たとき、「契約社員のままで構いません」と伝えたら一度は了承されたけれど、何かの弾みで機嫌を損ねたのか「契約更新しない」と打ち切られた。
少々納得いかなかったので(仕事はきっちりやっていたし、契約更新も複数回あった)労働相談コーナーを通して仲介に入ってもらい、退職金代わりに和解金30万円を得た。
この会社、数年後また紹介予定派遣で求人が出ていた。 派遣会社の方が全く人が定着しないと言っていた。 もちろん仕事の紹介は断った。