「魔性の子」を読んだ
海外生活中に久々の新刊が出ると話題になった十二国記シリーズ、
過去の作品も知らなかったので是非読んでみたいと思ったものの、残念ながら電子書籍は無かったので日本に戻ってから周回遅れで読み始めている。
海外在住時、日本から文庫本を買って帰るには、スーツケースの中はお菓子や調味料、薬等でいっぱい余裕が無かった。…。
その中で、「魔性の子」は他の十二国記の作品と雰囲気が違っているなぁと感じたので覚え書き。
まず、怖い。何故「魔性の子」なのか分かっているけれど恐怖の描き方がリアル。小野不由美さんのホラーものは多分私は読めない。
十二国記の中でも結構残酷な場面はあるのだけれど、これが現実世界側だとここまで怖くなるものなのか…と思う一方で、十二国記の方は麒麟や王の周りは美しい情景が描かれているから緩和されてそこまで怖く感じないのかなぁ??と思ったり。
とはいえ、5年以上は放置しすぎだわ。一応事情はあるみたいだけれど、そばにいる彼らの役に立たない事。(いやそんなこと言われても)
そのあたりも最新作で理由が描かれるのかな?