アニミズム×量子力学の視点から考える新時代を生きる鍵
近年の科学の発展はすさまじく、今までは「奇跡」と言われていた現象が量子力学によって科学的に説明されています。
近年まで、気や神的なものは思い込みだと思われていましたが、個々の境目がない世界「ゼロポイントフィールド」からフォトンを介在して人間に影響を与えていることがわかっています。
一昔前は「そんなわけない」と一蹴されていたことが世の真理であることがわかり、これからも証明されていくのだと思っています。
しかしその結果、神様などの「超常現象的ななにかのおかげ」という気持ちがなくなり、実態の見えないものへの感謝の念が薄れているのでないでしょうか。
人類史の大きな転換期である産業革命以降、西洋的な価値観で文明が発展しました。
大量生産大量消費が当たり前になった結果、ものへの感謝がなくなりました。
自然界にあったアニマ(精霊)が人間の脳の中に閉じ込められ、人間中心主義になりました。人間中心になった上でより便利なものが開発され、結果として地球が傷ついていることに人々が気づき始めたのです。
また科学が解明されるということは、自己と他者を切り離して考えるという西洋的価値観が推進されるということで、西洋世界キリスト教やアリストテレスの影響で動物は人間の下位に位置付けられています。
一方、東洋的価値観は自然の中に人間がいるというもの。人間も自然の中の一部で支配するされるの関係におらず、食物連鎖の中で生きています。
捕鯨問題はまさに西洋的/東洋的な感覚の差だと感じます。西洋人に批判的な意見が多いことは、人間に近い行動・習性を持っている動物が「知能が高い」とされ保護されています。
近年は環境に対する意識が向上し東洋的な価値観で考える人が増えています。
フィットネス、ヨガ、ヴィーガン、オーガニックなどの世界的なブーム。モノではなく、自分自身への身体に目を向け、形に残らないものに価値を見出すようになりました。
これは世界中の人々が資本主義の限界に気づき始めている証拠であると考えます。
これからの時代は東洋的価値観が一般的になってくる予感がしています。
幸いなことに日本人には生まれながらにしてこの価値観に慣れ親しんでいるため、それを根底に西洋的価値観を上手く流用することが重要になりそうです。
「そんなわけない」と思うような言語化される前の感情に目を向け、見つめることで新時代を生きる鍵が見つかるかもしれません。
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