NOと言えない日本人
「NOと言えない日本人」という言葉をよく聞きます。
本当は断りたい頼み事でも、関係性を考慮し断れずに受けてしまうという、悪い意味で使われています。
しかしNOと言えないことは本当に悪いことなのでしょうか?
現に私は「NOと言えない日本人」の典型です。仕事やプライベートで頼まれごとをすると断れず引き受けてしまいますし、買い物で店員さんに勧められるとついつい買ってしまうことがよくあります。
もちろん断れないことのデメリットもあります。
自分が望んでいない選択をしなければならないことはストレスになりますし、欲しくなかったものを買って後悔することもあります。
しかし、全面的に悪いことなのかと聞かれるとそうではないと思うのです。なぜなら、本来は拒絶していたことを知ることができるからです。
断りたい仕事を受けることで、断っていたら得ることのできなかった経験を得ることができます。またそれを受けることで周囲との関係性がよくなることもあります。
松下幸之助氏や稲森和夫氏などの偉大な先人たちは、口を揃えて「どんなことでも断らずにひたむきに取り組むべし」と言っているので間違いないと思います。
○○に遊びに行かない?と誘われ、面倒くさいなぁと思いながらも実際に行ってみたら意外と楽しかった経験もあると思います。
このように断らなかったことで思いがけない出会いにつながることは多々あるはずですし、そういう偶然は予想通りの感動を大きく上回るものです。
いかがでしたでしょうか?書いてて気づいたのですが、「NOと言えない」と「NOと言わない」では大きく意味が違ってきますね。
これからは「NOと言わない日本人」になれるように精進します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?