自分の原点を忘れない
皆さん、こんにちは☺️
ちろといいます。
「自分を主張することが苦手な内向型の人が尊重し合い、安心できる居場所で、ワクワクを共有する」
ということを目的に、活動しています。
最近「僕のヒーローアカデミア」を10巻まで読んでみました。
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その中でも、すごく刺さった言葉がこちら。
「何をするにも原点を常に意識しておけ。
向上ってのはそういうもんだ。
何のために汗かいて、何のためにグチグチ言われるか。
常に頭に置いとけ」
この物語の中では、何度も 原点(オリジン) という言葉が出てきます。
これは価値観や仕事の目的に近い意味だな、と勝手に解釈しています。
自分は何を理由にして、何のためにやっているのか。
楽しいときも苦しいときも、これを意識していないと、自分の目指す道から外れてしまいますもんね💦
そして、ふと気付いたのが、自分の好きなことである「ゲーム」について。
客観的に見たときに、僕は、やけに「ゲーム」という好きなことにこだわっているのですが……何故なんだろう? と、ふと疑問に思いました。
※この場合の「ゲーム」は、クイズや謎解き、ボードゲーム、脱出ゲームなど、広い意味でのゲームです。
ゲーム以上に好きなモノなんて無いし、ゲーム以上に詳しいジャンルも、お金をかけてきたジャンルも無い。
心から楽しめるのが、このゲームという分野だ。
だから自分は、ゲームを通して価値を提供する。
誰から何と言われようが、依存だと言われようが、好きなもんは好きなんだから仕方ないじゃん。
最近はそんな思いで進んできたのですが……そもそも、自分のゲームの原点はどこにあるんだろう?
そんな風に考えて、自分を振り返ってみることにしました。
「自分にとって、ゲームの本当の価値ってなんだろう?」と。
そしたら、あったんです。
ゲームの原点。
気付いた瞬間、例に漏れず、涙があふれてきました。
ゲームは僕にとって「一緒にいる理由」だった。
僕は小学生時代、ものすごく仲が良かった友人(仮にNくんとします)が1人だけいました。
基本的にぼっちで、友達が少ない人間だったのですが、Nくんとだけは何故か驚くほど親密で、一緒にいて心地よい存在でした。
放課後は、どちらかの家で日が暮れるまで遊んでいました。
そんなNくんと僕を繋いでくれていたものが、ゲームでした。
しかも、遊んでいたのは、ほとんど1人用のゲームでした。
1人用ゲームのボスを倒したり、課題をクリアしたりするために、お互いが得意なことを分担して、コントローラーを交換しながら遊びました。
この時間が、堪らなく楽しくて、愛おしかった。
他の趣味なんて全然知らなかったし、クラスもほとんど別々だったけれど。
ただ「同じゲームが好き」というだけで仲良くなれて、同じ目標に向かって協力することが出来て、達成感と喜びを分かち合うことが出来て、親友と言えるほどにお互いを信頼できるようになれた。
こんな体験、他にないんですよ。
いや……多分あるんでしょうけど、小学生時代の僕にとっては、
それが世界のすべてでした。
ゲームがあったから、Nくんと一緒にいられた。
ゲームが僕に、「Nくんと一緒にいていい理由」と「Nくんと一緒にいられる世界」を与えてくれたんです。
中学校を卒業してからは、Nくんとは学校が別々になり、疎遠になってしまいました。
その後は陰キャの本領発揮してしまい、自分からゲームの輪に入ることが出来なくなりました。
高校で研修旅行に行った際、クラスメイトが固まってゲームを楽しんでいるのを、羨ましく思いながら遠くから眺めていたのを今でも覚えています。
多分、小学生の頃の、Nくんとのかけがえのない時間をしっかり覚えているからこそ、僕は「ゲーム」という好きなことにこだわるのだな、と考えています。
その時間が最高に楽しかったという成功体験があるのだから、「そりゃそうだ」って感じです。
それをもう一度感じたいと、心から願っているのだと思います。
今の世の中は、損得とか評価とか上下関係とか価値提供とかSNSとか、
いろいろな人間関係がしんどいですよね。
ただ、好きなゲームを共有できるだけで、こんなに楽しいのに。
それだけで、一緒にいられるのに。
それだけで、居場所があるのに。
きっと、小学生の頃の僕が、今の僕を見たら、そんな風に感じると思います。
ということで、今回は自分のゲームの原点について書かせていただきました。
自分の心に刻みつけるために、もう一度書いておきます。
ゲームは僕にとって「一緒にいる理由」だ。
だから、同じ内向型の人が安心して、ワクワクしながら、ゲームが出来る居場所を作るんだ。
忘れないように、毎日思い出そうと思います。
そして、制作中の「傾聴ゲーム」がそろそろ完成しそうなので、まずはこれをアウトプットするところからやっていきます。