東京で日雇いバイトをするもうすぐ35歳
東京には1日だけの単発バイトや、数時間だけの短いバイトがあるらしい。
もう2ヶ月間働いてないのでまったくお金がない俺。
そしてそんな中、用事ができたので東京に行かなくてはならなくなった。
そういうことならと、東京に来るついでに日雇いバイトをしながら1、2週間ほどの間、東京に滞在することにした。
東京への移動費や滞在費だけでなく、小遣いも稼ぎながら少し遊べるという一石四鳥くらいのアイデアだ。
ネットで検索し、とりあえず単発バイトの登録は済ませた。
あとはメールで送られてくる仕事に対して前日までに自分の希望を出し、タイミングが合えば仕事成立ってな流れ。
なるほど。
仕事内容としては大体、
・配送助手
・荷物の仕分け
・引っ越しの助手
といったガテン系の仕事が多い。
しかもよく仕事場所をみると、千葉とか、神奈川とか、埼玉とかも多く、東京都内じゃなかったりするから最初に調べておかないと移動が大変だったりする。
そんな中、一応東京都内で探していたけど結局タイミングが合わず、俺の1発目の日雇いバイトは神奈川の配送助手の現場になった。
今泊まっている宿から電車を乗り継ぐこと1時間30分。いや、遠いわ!
まさかいつもお世話になっているクロネコヤマトの営業所に自分が働き手として来ることになるとは。
事務所で派遣会社から来た旨を告げ、言われた通りにユニフォームに着替えて待つ。
やがて社員の方が呼びに来て、一緒にクロネコヤマトのトラックに乗り込んだ。
そこには同じような派遣の人がもう1人いて、どうやら今日はこの3人体制で周るらしい。
「よろしくお願いします」
簡単に挨拶だけ済まし、それからは誰も言葉を発することなく、20分ほどの沈黙が続く。
うんうん、みんな割り切って今日働くことだけを考えてる。
わずらわしい人間関係とかもなさそうでいい感じ。
1件目の荷物を下ろしてからはそんなに距離を開けずに10件ほど一気に荷物を届けた。
正直めっちゃ楽。
比較的大きな荷物が多いから3人体制なんだろうけど、別に2人でも運べないことはなさそう。
実際に3人必要な場面はそんなになくて、2人が荷物を運んでいる間『ただトラックを見てる』という謎の時間も結構あったし。
トラックに乗ってる時間の方が多いし、荷物を下ろすのも3人いるし全然楽勝だったな。
休憩が全然なかったからそれだけちょっと気になるところではあるが、これで時給1300円だったかな?
日雇いバイト初日の感想としては、
『配送の日雇いバイトかなりあり!』
配送自体は14時30分には終わり、それから昼休憩1時間を取り、そして改めて何をするかは事務所に聞いてくれとのこと。
「ふぅ、やっと飯ですね。今から飯ってことはもしかして残業ですかね?」
一緒に周っていたもう1人の派遣の人に聞いてみる。
「あり得るね。派遣は初めて?たまに1、2時間しか働かなくても1日分の給料でたりするよ!今日はどっちだろうね?」
そんなラッキーDAYもあるのか。と思いつつ、朝から何も食べていないので腹は減っている。とりあえず近くのコンビニで軽く昼食にして、時間までのんびり過ごしてから事務所に戻った。
丁度一緒に周っていた人も来ていて、2人してこれからどうすればいいか尋ねてみると、
「うーん、今日はもうとくにないかなぁ。もう帰っていいですよ」
え?マジ?
「なら昼休憩の前に言ってよ」
という思いは飲み込んで、とにかく初めての日雇いバイトが終了した。
ほどよい疲労感が労働の後の満足感をくれる。
正直、普通に働くより日雇いバイトの方がめっちゃ美味しいじゃん。
時給も高いし仕事もめっちゃ楽だったし、
わずらわしい人間関係もないし、責任もプレッシャーもない。
たまたま今日はいい職場だったのかな?
まぁ、もう少し色んな現場行ってみないと判断するには早すぎるか。
東京にはもう少しいるつもりだし、あと何回か日雇いバイトやってみよう。
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