パズルが未来を変える
中田敦彦さんの「独学の教科書」を読んでいると少し面白い問題に出会いました。
簡単そうな算数なのでやってみたところ、案の条、私も大失敗。
勉強の面白さを感じて頂けたらと思い紹介します。
『水分99%のキュウリが1本あり、重さは100gです。
ほうっておいたら水が蒸発して水分が98%になりました
キュウリの重さは何gになりましたか?』
答えを普通に考えると、
初めは100gのキュウリ、水分99%だから水は99g、
その後98%になったから、水は98g。
つまり水が1g減っただけなので、
答えは99g!
こんな簡単な問題わかるわ!
ではありませんでした。ガクッ
これ、私のように、水を主体に考えると間違えやすいのですが、「水以外」の部分を主体に考えると正しい答えが出ます。
正しい考え方は、
初め、100g中99%が水なので、
「水以外」は残りの1%、1gです。
その後、水分が98%になったということは、「水以外」は2%になりました。
しかし蒸発したのは水だけなので、「水以外」は1gのまま変わりません。
つまり、同じ1g=1%から1g=2%ということになった。
ということは、全体の質量、100%は・・・
そうですね。
100%は2%の50倍なので、1gx50倍=50g、が正解です。
実は、よく小学生の娘の勉強を見るのですが、この問題のように面白いものがよくあります。
そう思えるのは、勉強が今の私にとって義務ではなくなったから。
勉強って本来は面白いものなんですよね。
なぜなら、人間には
「できなかったことができるようになることを、楽しく感じるシステム」が備わっているからです。
そのシステムを義務や強制で停止させてしまうと勉強は苦行になります。
昔の私です。
だから、そのシステムを解放してあげる環境をまず自分に作る。
そして、自分が勉強の面白さを取り戻したら、今度は自分が周りの人の「勉強おもろ環境」になってあげる。
そうやって、子供達の勉強をパズルにしてあげることができれば、20年後の世界は変わるはず。
ですよね。