自分でデータを調べる
人は恐怖を感じると、本能に支配されます。
つまり動物になります。
もともと人は自分を俯瞰して見ることができるので、
何かおかしいと感じた意見には、全体を論理的に組み立て、与えられたデータではなく、自分で手に入れたデータを使って正しいかどうかを判断できます。
しかし恐怖を感じると、途端に本能が出てきておかしいはずの意見も信じ込んでしまいます。
特に新興宗教はこの人間の習性を知り尽くしているので、一度信者になると感情を揺さぶられ、与えられる以外の考えやデータを見ないようになります。
そして、扇動されていきます。
もしも今、恐怖を感じている上に、何かおかしいことがあれば、まず反対の意見を聞いてみて下さい。
そして、その反対の意見の根拠になっているデータを自分で調べて下さい。
そこで自分の中で抵抗があり、自分の手でデータを調べる気になれないなら、もう扇動されているもしれません。
扇動する側からすると、与えられたデータしか見ない素直な人はとても都合がいい人なのです。
逆に自分でデータを調べ自分の考えを持つ人はやっかい者かもしれません。
先日の調査で、今の若い人の半数はテレビを見ないというデータがありました。
情報は自らネットで選んでいるということです。
扇動され易い環境にいるテレビ世代と、
扇動されにくい環境にいるネット世代。
思ったより未来は明るいかもしれません。
ぜひ私達も、一度俯瞰して自分でデータを調べてみてはどうでしょう。
与えられていなかった情報に出会えば、世の中の仕組みが見えるきっかけになるはずです。
それでは、